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インドで未知の言語が見つかる 話者は800人 日本語は世界で話されているほう?

 日本の人口は約1億3千万人である。昭和の時代に習った時よりも1千万人ほど多くなっているのは長寿化が進んだ結果だろう。この日本の人口は世界的に見てもトップ10に入るほど多い。ちなみに世界一広大な面積を持つロシアは日本より1千万人程度多いだけである。人口だけで考えれば、日本語は世界でよく話されている言語と言える。
 
 世界人口の順位は、1位:中国(香港・マカオ含む)、2位:インド、3位:アメリカ(グアム、サモアなどのアメリカ領等含む)、4位:インドネシア、5位:ブラジル、6位:パキスタン、7位:バングラディッシュ、8位:ナイジェリア、9位:ロシア、10位:日本、となる。(「世界の人口推計(2008年度版)」より)
 
 国の人口ではなく、世界で実際に話されている”公用語”の人口となると以下のようになる。1位:英語、2位:中国語、3位:ヒンディー語、4位:スペイン語、5位:ロシア語、6位:フランス語、7位:アラビア語、8位:ポルトガル語、9位:マレー語、10位:ベンガル語、そして11位に日本語が入る。これは93年の数字であり、近年では若干の順位変動が見られる。(世界の主要20言語使用人口 =WIPウエブページより)
 
 英語や中国語ほど世界で話されていないにしても、日本語はよく話されている言語なのだ。もはやマイナーな言語ではないと言える。前に書いたが、世界で日本語を学んでいる人口は200万人となっている。
 
 そして世界で最も話されていないと思われる言語がインドにあることが分かった。米スワースモア大学のデービッド・ハリソン准教授率いるチームがインド北東部にあるアルナチャルブラデシュ州で話者を発見した。話者はわずか800人ほどであるという。
 
 研究者らによれば、世界では2週間ごとに1つの言語が消滅しているといい、6910言語のうち、2100年には半数以上が消滅するという。
 
 こうして言葉は淘汰されていくのかもしれないが、世界に存在する言語には素晴らしい役割がある。相手の国の言葉を学ぼうとすれば、見知らぬ世界が開けるということである。相手の領土に無断で踏み込めば銃を突きつけられるかもしれない。しかしその国の言葉を知っているだけで銃口はおろされることもあるかもしれない。
 
 かつての宇宙飛行士が「地球は青かった」、「地図と違って国境線はなかった」と言った。同じことが言葉にもいえる。異なる国の言葉を知っていれば、国境を意識しなくても相手に近づくことのできる第2のパスポートなのだ。
  
 
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★ インド奥地で未知の言語見つかる 使用者わずか800人(CNN.co.jp・10/10/6)
 
 

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