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沖縄・うるま市でまた集団暴行、中2女子が重傷「もう学校には行きたくない」(2009.11.22)

 中学2年生の男子生徒が集団暴行を受けた後に死亡した沖縄県うるま市で、別の中学校で中学2年生の女子生徒(14)が10人前後の女子生徒から集団暴行を受け、骨折などの重傷を負っていることが分かった。女子生徒は「こわくてもう学校には行きたくない」と話している。
 
 沖縄県警うるま署によると、16日夕、女子生徒が同じ中学の3年生の女子生徒6人を含む10人前後に呼び出され、公園で目隠しをされた上で殴る蹴るの暴行を受けた。女子生徒はあばら骨3本と左手首を骨折した。同署では傷害事件として捜査している。
 
 暴行の場所が学校ではなかったとはいえ、校内での兆候はあったはずである。この手の事件で卑劣だと思うことは「数の力」である。1人に対して、複数で暴行を加えている。必ず「ボス」がいるはずなので、その生徒を把握しておけば、「取り巻き」の生徒は行動に移さなかった可能性もある。
 
 一方、同市内の別の中学で起きた、男子生徒(14)に対する傷害致死事件で、舞台となったこの中学ではいじめの存在を事前に把握していたことも発覚したが、被害者からの訴えがなかったため、市教育委員会には報告していなかった。校長は「見えない力関係が存在したかもしれない」と語っている。県警に逮捕・補導された中学生8人は「(死亡した生徒が)生意気だからやった」などと供述しているという。
 
 生意気ならば殴っていいのか。暴力という有形力の行使というのは法治国家を前にして無力であることを知らなくてはならない
 
※ 沖縄県警は27日、女子生徒に暴行し重傷を負わせた女生徒数人を傷害容疑で逮捕しました。  
 
 
★ 集団暴行:中2女子生徒が重傷 沖縄県うるま市で(毎日新聞・09/11/12)
★ 中2暴行死、8人が「生意気」などと供述(読売新聞・09/11/22)
 
 

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