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最終的に英語が話せる人と話せない人

 英語が好きになり、類は友を呼ぶ的にそういう友達が周りに集まる。そうして大学や英会話スクールに短期留学を経験して気付いたことがある。英語を話すのが上手い人とそうでない人だ。
 
 例えば飲み会の席において、話をする人、それに対して質問する人、ボケる人、ツッこむ人というのは大抵決まっている。英語を上手く操れる人は往々にしてそういう人たちだ。すなわち、会話を楽しむことができる人である。席の隅っこで笑っているだけの人というのは上手くならない。
 
 そもそも、日本語で人との会話が上手くない人が英語を使い、ましてや文化背景の異なる外国人と会話などできるわけがない。天気、食事、音楽、スポーツといった当たり障りのない話題で盛り上がることができるのは最初のうちだけで、そんなネタはすぐに尽きてしまう。
 
 留学したときの同じクラスにSayakaという日本人の女の子がいた。彼女の英語レベルは高く、なぜ私と同じクラスなのか疑問に思ったほどだ。一切日本語を話さない彼女は、気軽に英語で話しかけてくる。以下英語で、「ねえNono、来週はプレゼンテーションでしょ?準備はした?緊張している?」こんな具合で、ちょっとした話(small talk)に長けているのである。
 
 外国語をマスターしたいのであれば、普段の日本語の会話を大事にするべきである。会話が上手い人はつたない英語でもどうにかやっていくものだ。私の英語レベルはそう高くないが、英語で話すときに必ず実践することがある。自分から”質問”することだ。人からいきなり質問されても聞き取れなかったり、なんて答えていいか分からないことがある。しかし、自分から質問すれば返ってくる答えはおおよそ見当がつくので会話が成立しやすい。
 
 例えば、”What kind of music are you into ?”(どんな音楽を聞いているの?)と聞けば、pop、rock、latin、jazz、heavy metal などのジャンルやアーティスト名など聞き取りやすい単語が高い確率で返ってくるものだ。
 
 ところでネット上でNonoを名乗っているが、実生活でもあだ名はNonoである。私にとって幸運なことはこのニックネーム。
 
“My name is Nono. Please call me Nono.”
 
と”宣言”すれば、ネイティブは大抵、次の瞬間からすぐにNonoと呼んでくれる。名前を呼ぶことが親しくなったという意味にはならないが、「彼」と呼ばれるよりもNonoと呼ばれた方がはるかに気分はいい。短いし”funny”な響きがあるらしく覚えられるのである。
 
 こうして自己紹介をしたら、「君の名前は?」と言えばいい。相手が名乗ったら、「有名人の名前に似ているね」とウソでもいいから言えばいい。会話というのはそうして始まるものである。
 
 あぁ、Sayakaの日本語が聞きたかったなぁ。。。
  
 
☆ 外国語を少ししか話せない人は、上手く話す人よりも外国語を嬉しがる。楽しみは半可通の人にある。(アリストテレス)
 
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