カテゴリー
ニュース

管理会社の責任

 東京都内で女優(20)の住むマンションに合鍵を使って侵入したとして、マンション管理会社の男(50)が逮捕された。男は小型カメラを取り付けており、「侵入してカメラを付けたが業務目的だった」などと供述しているという。都内ではかつて福山雅治さんの住むマンション自宅に、やはり管理会社の女が合鍵を使って侵入した事件があった。「福山さんのファンだった」などと供述していた。
 
 賃貸物件などの集合住宅では、オーナーや管理会社が合鍵を持っているが、当然のことながら正当な理由がなく立ち入れば犯罪になる。正当な理由というのは事件事故の発生が客観的に見て疑われるような場合であり、火災や異臭、異音に水漏れなどがあるだろう。それだけに事業所の責任は重い。
 
 合鍵も個人情報の一つとも言える。昨今では鍵の番号を伝えることで、ネットで合鍵を作ることが可能なのだという。便利な反面、鍵の番号を知られると意図せず合鍵を入手される危険のある時代となった。
 
 鍵も番号を押すタイプ、指紋や静脈認証のタイプなど精度が上がっているが、いずれにせよ、管理会社も立ち入れることは明白なので役割を担っている感覚を忘れてはいけない。
 
 個人宅ではないが、長野県内の宿泊施設で合宿で宿泊していた高校生らの財布などが盗まれた事件があった。この件も元従業員が合鍵を使って侵入しており、鍵の管理の重要性を露呈することとなった。個人情報に接する人、鍵に接する人、誰もが身の潔白を主張しながら整然と働いてみせる、その人間性を突き詰めていくしかないようである。
 
 
☆ 人気ブログランキング(国内ニュース)に参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 
★ ホテル大量盗難、元従業員逮捕 長野県警(本ブログ・2016/4/8)
 

(Visited 57 times, 1 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です


モバイルバージョンを終了