山口県内に住む友人がかつて「山口は地震も台風も水害もない」と言っていたことがあったが、それは過去のものになってしまったようだ。山口・島根県を襲った記録的な豪雨で、山口県内では山口市と萩市で合わせておよそ280人が孤立したが、29日夕方までに全員が自衛隊に救助された。
山口市阿東嘉年下にあるキャンプ場などで、夏休みのキャンプに来ていた小学生など200人が取り残された。豪雨で周囲の道路が寸断したためである。施設の職員はテントを張っていた場所が危険だと判断、屋内の施設に避難、職員らは子供たちが不安になることを防ぐために孤立したことを伝えなかった。屋内で子供たちは食事をしたり遊ぶなどして過ごしたという。食事は1日分が備蓄されていた。
萩市上小川の特養老人ホームでは、入居者ら80人が同様の理由で取り残された。女性職員によると、「一階部分に水が流れ込んだが、入居者を不安にさせないように避難させた」とした。そのあと、女性職員は涙声で「もうダメかと思いましたが、何とか皆さんを避難させたかった」と語った。その表情に心を打たれた。
阪神大震災や東日本大震災では略奪などはなく、静かに物資配給の列に並ぶ日本人の姿が海外メディアに賞賛された。こうした姿は災害の多い日本であるからこそ培われた精神にちがいない。「仕方がない」というのはあきらめではない。耐えて静かに待つことが半ば常識として体に染みついているのだ。
災害の多い日本では行政だけではなく、キャンプ場や特養ホームの職員のみなさんのように、いざというときに動くことの出来る人たちのおかげで救われる。自分たちのことだけではなく、目の前にいる人たちを安全に避難させなくてはならない。よぎる不安もきっと大きかったに違いない。
自衛隊に救助された特養ホームのお年寄りは2人が入院、他の人は萩市内の特養ホームなどに移ったという。キャンプ場の子供たちは若干疲れた様子も見られたそうだが、笑顔で自衛隊のヘリから降りてきた。キャンプは中断したが、自衛隊のヘリにはなかなか乗れるものではない。思い出になったかもしれないが、最後まで安全でいられた環境に誰が関わっていたかを忘れないで。
★ NHKニュース
★ 災害用伝言板と災害用音声お届けサービス提供について(NTTドコモ)
★ 災害用伝言板/災害用音声お届けサービス(ソフトバンクモバイル)
★ 災害用伝言板(au)
★ 災害用伝言板(イーモバイル)
★ 現在、中国地方での豪雨に伴う災害用伝言板を開設中です。(ウィルコム)
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月: 2013年7月
ミスタードーナツの失敗 イベント性の復活を
図書館で「ドーナツ半分は単数形?複数形?」などと書いた本があった。一瞬びっくりするが、英語学習者であればそんなに難しい問題ではないだろう。「ドーナツ半分」はhalf a donutとなるので単数である。
ミスタードーナツに行くとポイントカードがもらえる。ポイントをためるとグッズやドーナツに交換できる。しかしこのポイントカード「ミスドクラブカード」が今年の9月30日で終了するというのだ。
ミスタードーナツ広報によると、「有効期限が1年間であったため、ポイントを使い切れないという声が多く、その点を改善するため」という。新たなサービスを検討しているとのことらしい。
このポイントカードは確かに面倒である。ポイントカードを最初に始めた「ヨドバシカメラ」などのポイントカードは最終利用日から1年間ポイントが貯まる。つまり、1年以内に買い物をすれば半永久的にポイントをためることが出来る。心理的にはこの方法の方がゆっくりためて大きく交換できるので消費者にとってはありがたい。
ミスタードーナツはかつて「ラッキーカード」というサービスを導入していた。300円の買い物ごとに一枚もらえるスクラッチカードには0〜5点の点数が隠れており、これを10点集めることでその時に展開しているキャンペーンの商品(プレミアムという)と交換できたのだ。
カードを持って来店するお客の中には「ああ!あと1点足りない!じゃあ、あと一つ何か買おう」という展開になる人も多く、このギャンブル性が客を惹きつけた。期間を設けて「今なら10点でランチボックスをプレゼント」となることで、定期的に店に活気が出た。
今度はどんな商品になるのだろうというのは楽しみであったが、そうしたイベントが無くなってしまい、店に足を運ぶ客が減ったに違いない。
ドーナツなどが100円均一になる「100円セール」もかつては季節の変わり目くらいに行われるイベントであったが、今では頻繁に行われるようになり、話題性も以前ほどでは無くなってしまった。消費者の財布のひもが固くなった時期に「クリスピードーナツ」や「はらドーナツ」などの競合が現れ、それまで国内のドーナツ市場をほぼ独占していたミスドである必要がなくなってしまった。
悲しいのは競合他社にドーナツを奪われたことではない。それまで街の日常に存在していたかもしれないミスドがかすんでしまったことだ。
それまで競合他社がいなかったことであぐらをかいていたことは否めない。商品のてこ入れも重要であるが、ラッキーカードのようなギャンブル性、イベント性のある展開、そして他のファーストフードには無かった素朴なオールドアメリカンスタイルの店内など、なくさなくて良かったものをもう一度お願いしたい。
かつて店内にはオールディーズが流れていた。ファーストフードというとハンバーガー店が多い中、ドーナツや飲茶を扱い、木目調のデザインで施された店内は日常の中の非日常を作り上げた。そんな魅力的なお店を期待したい。
半分に割ったフレンチクルーラーが均一に割れず、左右どちらの半分から食べようか悩む。カスタードクリームを半分にすると中のカスタードクリームが落ちてきて手が汚れる。ハニーチュロはそのままかじりつくのが好き。甘い時間はミスタードーナツだけの特権であって欲しい。
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★ ミスドのポイントサービスが終了するワケ(東洋経済オンライン・13/7/16)
★ ミスタードーナツ(ホームページ)
今年の4月に発売されたパナソニックのテレビ「スマートビエラ」のCMがテレビ局によって放映されない状況になっている。この記事を最初読んだときにおかしいと思った。パナソニックのような主力スポンサーを排除することがあり得るのかと思ったからだ。
このテレビは、テレビの電源を入れるとテレビ番組の右や下に放送と無関係のネット画面が並ぶ。これらの情報の併置が番組内容とネット情報を混同、誤認する可能性があるというわけだ。
ARIBという団体があり、通信・放送分野における電波利用システムの研究開発や技術基準の国際統一化等を推進している。この規約にビエラテレビが違反する可能性があるということである。
ARIBの規定によれば、
・混在表示の禁止
・テレビ以外のコンテンツを起動するときは原則として放送と無関係のコンテンツが表示されることを明示する。
・同時表示か切り替えるかなどは視聴者が選択できるようにする。
・同時表示中は放送と無関係なコンテンツを表示していることが誰にでも分かる表示を常時行う。
といった内容になっている。
つまり、データ放送などは放送局が流しているものであると明示されているので問題ないが、テレビの電源を入れた瞬間に無関係のネット画面、YouTubeやツイッターなどの情報が流れた場合、視聴者がテレビ番組と関連するものだと誤認し、混乱を招く恐れがあるからだ。
そのネット上の真偽のはっきりしない情報に対して、併置されて表示されている放送局に苦情が殺到する可能性もある。テレビはネットと違い、年配者が気軽に情報を得ることの出来るものである。最初からネット画面が表示されることは良くないわけだ。勿論、テレビをつけたあと、視聴者の操作によってネット画面が出ること自体をARIBは禁止していない。
ツイッターのつぶやきをみると、「局がネットにびびってる」「ネットがテレビ番組についてけちつけられるのが怖いのだろう」などの文言が並ぶ。こうした情報は考えは間違いであり、情報を精査して批判すべきである。
つまり、ネット上でもこうした情報の内容に混乱がみられるのに、スマートビエラのような「テレビ+ネット」の代物が出たら混乱を招くというのは容易に想像が出来る。
そうしたものだとわかっていれば、魅力的な商品であることは間違いない。新しい情報の受け取り方として、こうしたテレビが普及していくことであろう。
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★ 地上デジタルテレビジョン放送運用規定(ARIB)
★ パナソニック新型テレビのCM拒否 民放各局(時事通信・13/7/7)