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少女に飲酒させて乱暴した巡査長を逮捕 同僚も疑い 大阪府警

 少女に酒を飲ませた上で乱暴したとして、大阪府警布施署地域課の巡査長が準強姦容疑で大阪府警に逮捕された。事件現場には同僚警察官4人がおり、うち2人が別の少女にわいせつ行為をした疑いがあり、引き続き調べることにしている。
 
 逮捕されたのは男の容疑者(27)=大阪府箕面市=。容疑は7月31日午後4時ごろ、大阪府貝塚市内の海水浴場で、10代の少女=府内在住=に酒を飲ませて泥酔させた上で乱暴した疑い。容疑者は「無理矢理やったわけではないが、そういう行為をしたことは間違いありません」と容疑を認めている。
 
 22〜25歳の巡査3人と、30歳の巡査長の5人で「二色の浜海水浴場」に遊びに来ていた。バーベキューをして酒を飲んだり女性に声をかけたりしている時に、少女3人のグループと知り合った。
 
 少女に酒を一気飲みさせて泥酔させ、ボートに寝かせた上で乱暴した。周囲にいた海水浴客が「女性がいたずらされている」と110番通報し、駆けつけた貝塚署員が事情を聞いていた。別の巡査2人も少女1人をボートに乗せてわいせつ行為をした疑いがあり、2人からも事情を聞く。大阪府警監察室では「警察官として言語道断の行為で極めて遺憾だ。被害者のかたにお詫びを申し上げると共に、厳正に対処する」としている。
 
 「準強姦」と「強姦」の罰則は同じである。「準」と付いているのは、心理的または身体的に拘束した上で乱暴するという刑法上の定義である。酒を飲ませたり薬を飲ませたりするのが身体的に無抵抗の状態にすること。心理的拘束というのは、宗教やカウンセリングなどで相手に服を脱がせたり抵抗させなかったりする行為。医師が患者に対して、医療行為として必要もないのに服を脱ぐように指示したり、触診したりする行為。
 
 そもそも未成年に酒を飲ませる行為も未成年者飲酒禁止法により禁じられている。飲酒をとがめる立場でありながら、公衆の面前で堂々とそれを成し遂げた巡査長の罪は重い。海に遊びに来たのであれば、正攻法で女性と知り合って楽しく過ごせば良かった。
 
 若い警察官による犯罪報道を聞くたびに疑問に思っていることがある。それは、本当に警察官になりたくてなったのだろうか、ということ。
 
 前に書いたが、不景気の影響もあってか警察官志願者が増えている。しかし東京・警視庁の幹部は「本当に良いんですか、と若者に問いたい。刑事は休みが少ないし、交番勤務では一睡もせずにパトロールする。時には自分の命を犠牲にして国民の生命を守らなくてはなりません。公務員としての安定を求めるのではなく、一生の仕事として希望して欲しい」というコメントだ。犯罪を犯す警察官の仕事に対する考え方が希薄になっているのだ。
 
 海水浴場での事件は周囲の通報者があって発覚した。犯罪者を取り締まるのは警察であるが、犯罪そのものを取り締まる目を持つのは我々一般市民であるようだ。
 
 こういう不祥事を起こす警察官というのは、普段どんな顔をして職務を遂行しているのだろう。そして女性に襲いかかった時はどんな顔をしているのであろう。
 
 海の思い出は楽しい。是非そうした思い出を作るべきであるが、中には悪い大人も多くいる。危険に巻き込まれないように、女性は十分に注意して下さい。
 
 
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★ 準強姦:容疑で警官逮捕 少女に酒飲ませ暴行 大阪府警(毎日新聞・12/8/2)
★ 同僚警官がやり過ぎるなと注意 巡査長の少女暴行事件(共同通信・12/8/2)
★ ひったくり警官、高校生が”逮捕” 岡山(本ブログ・09/6/6)
 
 

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