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6億円強奪犯、31歳男を逮捕 41歳男を指名手配 東京・立川 警視庁

 東京・立川市柴崎町の「日月警備保障立川営業所」から、被害額としては国内最高額である現金6億400万円が強奪された事件で、警視庁捜査一課と立川署の捜査本部は1日未明、強盗傷害と建造物侵入容疑で、住所不定、職業不詳の男(31)を逮捕、別の男の容疑者(41)を全国に指名手配した。2人は暴力団周辺者とみられる。
 
 2人は5月12日午前3時過ぎに鍵の壊れた窓から営業所内に侵入。宿直していた男性社員(36)を粘着テープで縛り刃物や鉄パイプで暴行してけがを負わせたうえ、金庫室から現金入りの袋70個ほどを強奪した疑い。
 
 捜査本部で事件現場周辺の防犯カメラの分析を進めた結果、営業所近くの防犯カメラに2人に似た男が移っていた。八王子市内のコンビニの防犯カメラにも粘着テープを買う不審な男2人の姿が映っていたおり、両容疑者に似ていた。
 
 侵入・逃走経路や金庫室の存在を知っていたなどの状況から、内部事情に詳しい者が関わっていた可能性が高く、2人の携帯電話通話履歴から10人前後が犯行に関与していた可能性がある。今後は関与していた者を特定し、警備会社と暴力団関係者との接点を捜査する方針だ。
 
 この警備会社では03年にも1億5000万円が盗まれる事件があった。侵入された窓の鍵も半年ほど前から放置されたままになっており、同社の警備体制も問題になるだろう。
 
 国内で発生した多額現金強奪事件としては、2004年10月に栃木県南河内町(現:下野市)の「東武運輸栃木」で起きた約5億4250万円が最高額。後に中国人、元暴力団組員、同社社員らが逮捕された。
 
 94年には神戸市の旧福徳銀行神戸支店前で奪われた5億4100万円がある。容疑者を指名手配できたが公訴時効を迎えた。容疑者は後に別の強盗事件で逮捕されている。
 
 
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★ 31歳男を逮捕、別の男も手配 6億強奪、暴力団関係者か 10人前後が関与(時事通信・11/6/1)
★ 6億円強奪容疑、男を逮捕 1人を指名手配 東京・立川(朝日新聞・11/6/1)
★ 知らなかった野金庫室暗証番号だけ 内部事情を熟知?接点どこに?(産経新聞・11/6/1)
★ 立川6億円強盗:壊れていた窓の鍵 一部従業員しか知らず(毎日新聞・11/5/19)
 
 

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