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日本人女性の”痩せ”が「国民健康の脅威」に 女性の理想の体型とは

 
 日本成人病学会の学術集会が都内で開催され、この中で筑波大学大学院の曽根博仁教授(内分泌代謝・糖尿病内科)が、日本の若年女性の「痩せ」傾向について講演した。過度の痩せが本人の健康障害に加え、低出生体重児の増加とも関連しているとし、「若い女性の痩せすぎは肥満と同様、国民健康に対する脅威となりつつある」と話す。
 
 これはあらゆる疾患を誘発するものであり、骨粗鬆症の発症リスクや総死亡リスク上昇の他にも、低出生体重児(2500グラム未満)の増加、痩せ願望を持つこと自体にも、自己評価の低下やうつ傾向、過食などを招きやすいといった危険性がはらむと指摘されている。
 
 昔からダイエット食品やダイエットを補助する器具類は売られており、これを止めるような風潮はなくなる気配がない。先日、拒食症であった”激やせモデル”のフランス人女性が死亡した。死因は明らかではないが、尋常ではない痩せかたは何らかの死を誘発するのに充分であった。
 
 ところで日本人女性というのは太っているのだろうか。テレビや雑誌に登場するモデルさんや女優さんが痩せているのは自らが商品であり、あらゆる役柄に似合う”着せ替え人形”であることが要求される。こうした理由により、有名人というのはそれなりに痩せることになる。
 
 しかし一般の女性、とりわけ日本人女性に限っていうと、特別太っているわけではないと思う。肥満大国アメリカに目を向ければ、東洋人の”ぼっちゃり”など大した問題でもないし、メイクやファッションセンスは世界的に見ても秀でている。体型のコンプレックスはこうしたことでカモフラージュすることができるのだ。
 
 年頃の女性が体型やファッションを気にするのは万国共通である。しかしながら、世の男性も好みは千差万別であり、誰もが痩せていればいいとは思っていない。男友達同士で好みのタイプについて話をすれば、結局はほどほどの体型がよいという結論に至る。
 
 そしてもっといえば、偏見という脂肪を取り除き、前向きな考えという瞬発力のある筋肉を持った、そんな精神を持つ健康な女性に憧れるのである。
 
 
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★ 若年女性のやせ、「国民健康の脅威」 日本成人病(生活習慣病)学会・学術集会(医療介護CBニュース・11/1/17)
 
 

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