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北朝鮮に拘束の米国人記者2人、解放され帰国の途に 拉致問題にも言及

 北朝鮮に拘束され「敵対行為を働いた」として14年の強制労働の刑を言い渡されていた米国人記者2人が、金総書記の特赦により解放された。昨日、電撃訪問したクリントン元大統領が金総書記に会い、2人の記者の解放を要望していた。
 
 解放された2人の記者は、ローラー・リーさんとユナ・リーさん。クリントン元大統領ら一行と平壌を発ち、三沢基地で給油の後に米国に戻る予定。懸案だった記者拘束問題は5ヶ月ぶりに解決した。
 
 クリントン元大統領は金総書記との会談で、記者2人の不法入国や敵対行為について謝罪、人道主義的な側面から釈放するように求める米政府の要請を伝えていた。朝鮮中央通信によると「オバマ大統領のメッセージを金総書記に伝えた」と報道しているが、米政府はこれを否定している。
 
 クリントン元大統領はまた、日本人・韓国人拉致問題にも言及し、「解決すれば前進がある」と「強い口調で」北朝鮮側に伝えた。
 
 米政府は、今回の件は6カ国協議とは切り離して考えるとしている。北朝鮮としては異例とも言える速さでの解放となった。米国との関係を重視する姿勢が垣間見える。
 
 
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★ 【クリントン訪朝】女性記者2人と共にロスへ出発 金総書記が特赦命じる(産経新聞・09/8/5)
 
 

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治水対策が急務 各地の豪雨災害

 注意報や警報が追いつかないほどの災害が発生している。
 
 山口県防府市を中心に被害を出した西日本の集中豪雨は、なおもその災害の爪跡を残している。道路が冠水した地区では、高速道路を無料開放してライフラインの一部を支援した。
 
 防府市の災害発生直後の報道各社の社説は、「災害警戒地区に指定されていたのに自治体の対応は遅かった」という論調であった。それも一理あるとは思うが、被災した特養ホーム「ライフケア高砂」の理事長は、大雨が降ると普段から近くの川の増水が気になっており、定期的に避難訓練をしていたという。しかしながら、一階部分に流れ込んできた土砂に対して99人のお年寄りを避難させることは容易ではなく、「本当に無念でならない」と落胆していた。
 
 同時に理事長は、近くの山林に造られた道路により山の保水力が落ちたと指摘していた。実際の因果関係は分からないが、全国的な林業の停滞、輸入材による国内材の需要低下は否めない。端材で作られていたはずの”箸”までも輸入するようになり、間伐も行われなくなった山には動植物もいなくなり、死の山と化してしまった。木の実などの食料がなくなったことにより、クマやイノシシが人里まで降りてくるニュースも珍しくなくなった。
 
 定期的な苗木や間伐が行われなくなったことで、力強く根を張るはずの樹木はぜい弱になり、流水を引き留める役目を果たさなくなった。
 
 「ライフケア高砂」のように、危険箇所に作られた病院などの施設は1万数千カ所にのぼる。「ハザードマップの作成が急務」と言うが、日本国内の68%が山林である。保水力のある山か否かを見極めた上で、優先的に避難できる対策を取らなくてはならない。
 
 そして特養ホームや病院などでは、必ずしも入所者の早期避難完了が望めるものではない。毎日新聞社説の言葉を借りれば「自治体の首長は空振りでもいいから早め早めの避難勧告をするべき」なのであろう。病院などの職員だけで対応が困難であれば、対策人員として消防以外に自衛隊の早期招集をすべきである。
 
 地方自治体の処理能力をはるかに超える異常気象が国内を襲っている。抜本的な対策は積極的な発令・命令に加えて、動的な活動を有効に運用するかにかかっている。そして国民1人1人の危機意識もまた問われている。
 
 
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