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物忘れの多い友人

 中年期に入ってしまったので仕方のないこととはいえ、同じ話を何度も聞かされるのは時間の無駄だ。ただ、両親など高齢になっている人は仕方がない。うん、うん、と聞いているけれども、男の友人はまだ30代なのに、以前にした話をまたするのである。
 
 私も自信がないときは「前にも話したかもしれないけど」と前置きしてから話すことが多くなった。しかし友人はいかにも”新しい情報”として提供してくれるので困るのだ。だから私の中でルールを作った。2回までは「うん、うん」と聞いてあげよう。3回目になったら「それ、このあいだ聞きました」と忠告しようと。
 
 しかしこの友人、2回話すことで記憶に定着するようで、3回目がない。だから未だ”イエローカード”を出したことがない。しかも彼はときどき独り言なのか、話しかけているのかよく分からずにゴチャゴチャボソボソ言うときがある。それも「相手に伝えた」と正確にカウントできない原因であろう。
 
 同じ話をよくする人と、そうでない人を比べると決定的な違いがある。話の内容が単なる情報の時は繰り返しやすい。その一方で、ただの情報でも自分の意見や表現の仕方が独特だと反復がない。そういう意味で、メールは相手の顔が見えない分、単調なやりとりになりがちで気をつけなくてはならない。「それ、2通前のメールで聞きました」と冷静に返されたときはかなり焦った。
 
 先日、その忘れん坊の彼が、「最近の携帯電話は水に弱くて、汗のにじんだ手で握っただけでも故障することがある。消費者センターがメーカーに『水に強い携帯を作れ』と言っているそうだ」と言った。
 
 その話は、私が彼にしたんですけどね・・・・。
 
 
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耳の聞こえない男性 運転免許取得(2008.11.12)

 
 聴覚障害のある大阪市の男性(65)が、自動車免許を取得した。運転条件を緩和した改正道路交通法を受けてのことだという。教習所では挫折しそうになったが、聴覚障害の両親を持つ男性指導員(24)の励ましで、念願の免許証を手に入れた。男性は「大好きな釣りをしに遠出したい」と胸をふくらませているという。
 
 免許証を取得したのは東住吉区の男性。教習場の指導員に手話で「合格しました。ありがとうございました」と伝えた。
 
 男性は20年前に免許証を取りたいと思っていた。車がないために、釣り道具を担いで電車に乗り、終電を気にして帰るという生活だった。「車を運転できれば、終電を気にせずに四国や日本海まで遠出できる。クーラーボックスとか荷物の重さも気にならないでしょう」。
 
 改正道路交通法では、ワイドミラーの装着などを条件に運転免許取得が認められた。男性は手話のできる指導員がいる教習所を探し、大阪府内の教習所で、男性指導員に出会った。男性指導員の両親は聴覚障害者。原付免許を取得しようとした母親が、教習所で障害を理由にあきらめるように言われ、泣きはらした目で帰ってきた様子を見て指導員を志した。男性に出会って「母のような思いは絶対にさせない」と誓ったのだという。
 
 耳が聞こえないとなると、通常の指導と異なることがある。緊急自動車のサイレンが聞こえない男性に対して指導員は、「目で周りの車の流れの変化を読み取って」という具合に指導。男性が失敗しても、指導員が「大丈夫大丈夫、ちょっとずつやってみ」と励ました。
 
 こうした苦難を乗り越えて免許を取得した男性が路上で見たものは、全般的な運転マナーの悪さであったという。ここで我々が気をつけなければいけないことがある。男性のような障害を持つ方が運転している。初心者マークを付けた方が運転している。もみじマークの年配の方も運転している。そんなドライバーの手本になるべく、優しく安全な運転を心がけなくてはならないということである。
 
 免許証を持てば誰でもプロのドライバーだ。男性が車の流れを見て、安全な運転判断ができるように、免許証を持つ先輩は引き締めて安全運転に努めなくてはならないだろう。昔の交通標語を思い出した。「優しさと思いやりのある運転を」。
 
 
 ☆ 世界で最も哀れな人とは、目は見えてもビジョンのない人だ。(Helen Adams Keller)
 
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★ 耳聞こえない男性が運転免許取得 改正道交法施行で 大阪(産経新聞・08/11/12)
 
 

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公立図書館で窃盗が横行

 
 近所の図書館に借りていた本を返しに行った。カウンターで係員が渡した本をぱらぱらとめくる。何故こんな事をしているかといえば、本に下線を引いたり、写真など一部のページを破ってしまう者がいるからだ。目の前でそんなチェックをされるのはいい気分ではないが、そういった事情なので仕方がない。
 
 読売新聞は全国の道府県庁所在地、政令市、東京都および23区にある、約570の公立図書館で行方不明になっている本の冊数および、被害金額を調べた。それによると、2007年に行方不明になっている本などはおよそ28万冊におよび、金額にすると約4億1千万円にものぼることが分かった。防犯カメラや防犯ゲートを設置しているところもあるが、各自治体の財政事情もあり、根本的な有効策は見いだせていないのが実情だ。
 
 行方不明になっている本の多くは無断で持ち出されていることが多いと見られている。また、本の表紙だけを残して中味を全て抜き取ってしまうという手口も横行している。レシピ本や芸能人の写真などが多く掲載されている本が狙われやすいという。さらには、持ち出された本が捨てられているという事例もあり、近くの商店前の路上に段ボールに入った本80冊が見つかったり、駅のゴミ箱に捨てられているのが清掃員に発見されたりしている。
 
 昨年ある図書館で、中年女性がバッグに雑誌を入れたまま館外へ出ようとしていたため職員が呼び止めた。女性は「本が知らないうちにバッグに落ちた」といい、「盗んだ証拠でもあるのか」と激高し、職員が謝罪した。
 
 返却された本が水に濡れて使い物にならない状態になっていたため、返却に来た中年男性に弁償を求めると、「まだ読めるだろう。税金を払っているのに何故弁償しなくてはいけないんだ」と「逆ギレ」され、職員が謝罪した。
 
 全国の図書館ではこうした事例が頻発し、定期的に廃棄する本の中には、およそ半分が意図的に汚損された本である図書館も多い。言うまでもなく、公立の図書館というのは公の場所であり、その利用は利用者の性善説によって成り立っている。「公の施設は利用が安いかタダ」という意識が違う方向に暴走していると言わざるを得ない。図書館の職員は「最終的には市民のマナーに頼るしかない」と嘆く。しかしここまでくると、マナー云々というよりもむしろ犯罪である。
 
 たいした病態でもないのに救急車をタクシー代わりにする、ウソの通報でパトカーを呼び出す、公共の施設に落書きをする。公共サービスというのは本当に心強い存在であり、それを享受できるのはとても贅沢なことである。我々は、役人の無駄遣いを指摘することは多い。しかし、一般市民の中に紛れ込んで、公共物を汚損、または盗んでいる”税金ドロボウ”がいることも知るべきである。
 
 
☆ 本は何度も何度も開ける事のできる贈り物だ(ギャリソン・キーラ)
 
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★ 28万冊いずこに…全国公立図書館で不明、被害4億円超す(読売新聞・08/11/9)
★ 図書館で「切り抜き」「線引き」横行(本ブログ・06/12/12)
  

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ザッピングで1年に1週間が無駄に

 
 イギリスのデジタルテレビ利用者は、見たいテレビを探すために時間を浪費し、1年で1週間の時間を使っていることが分かった。
 
 テレビ番組自体に視聴者がそっぽを向いている傾向が進んでいるが、一つにはチャンネルが分散した事による視聴率の低下もあるだろう。東京地区で言えば、最低でも7チャンネルほどがスイッチを入れれば視聴できた。しかし、BSにデジタル、ケーブルテレビと選択の幅が広がり、単なる地上波放送だけを見なくなるのは当然だ。
 
 上記のイギリスの調査も、多くのチャンネルを視聴可能になった視聴者が、どれを見ればいいのか困惑している状況が分かる。すなわち”何か面白い番組をやっていないか”と、リモコンで次々にチャンネルを変える(ザッピング)をしていて、中途半端に視聴し、消化不良のままにテレビのチャンネルを消して終わってしまう。
 
 専門的な番組があるのはケーブルテレビやBSの強みであるが、誰でもすぐに見ることができるわけではない。専用の機器を揃える必要がある。となれば、老若男女だれでもスイッチ一つで視聴可能な地上波番組に期待がかかる。
 
 しかしながら、視聴者の生活の変化、興味の変化、粗雑な番組作りで物理的にテレビから遠ざかっているのかもしれない。”テレビは好きだが、面白い番組がない”という、需要と供給がマッチしていないこともある。
 
 3年後に地上デジタル放送が始まり、アナログ放送が終わる。この時にうまく国民がデジタル放送に移行できるかどうかというのは、デジタルチューナー機器の入手状況が問題じゃない。デジタル放送を見よう、と思わせる番組作りをしていなければ、デジタル放送になったときに「特にテレビはいらない」という自体にもなりかねない。一部の若者の中には、「ネットがあればいい」「レンタルで済ます」という声もある。
 
 地上デジタル放送に移行してから、視聴者不在の無駄な電波が使われることがないように制作者側には頑張って欲しい。そして年金生活者やお年寄りなどに、十分に受信機器が行き渡るための問題も解決しなければならない。ザッピングに1週間空費する以上の損失がテレビ局に襲いかかることもあり得る。
 
 ちなみに一般の人は、一生のうちに二週間を信号待ちに費やすのだそうだ。
 
 
☆ 普通の大人は立ち止まって 『時間』や『空間』について考えたりしません。 子供だけがそういうことをします(アインシュタイン)
 
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★ チャンネル替えで年に1週間が無駄に=英調査(ロイター・08/11/9)
 
 

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黒字経営を続けている病院 兵庫

 全国的に医師が不足し、閉鎖や業務縮小がされている病院が多い中で、黒字経営を続けている病院がある。兵庫県養父(やぶ)市にある、公立八鹿(ようか)病院である。病院の1階はホテルのロビーを思わせるような作りになっており、天井も高く開放的である。グランドピアノが置かれ、生演奏が行われることもある。
 
 昭和44年に院長となった、谷尚(たに・ひさし)さんは、名誉院長である現在も自ら診療業務に携わる。谷さんは「病院はサービス業」と捉え、患者を受け入れるだけではなく”攻めの経営”で病院を運営している。最新の医療設備が揃っているのもそうした運営が奏功しているからだ。
 
 外来には年配の患者が多いが、この時点の混雑が後の業務にも影響を及ぼすことがある。そのため八鹿病院では市内の山間部などの集落に”移動診察車”を向かわせ、現地で診療行為をする。お年寄りにしてみれば、健康に不安を抱えながら長い距離を移動する手間が省けるので便利であるし、院内の混雑緩和に一役買っているので、病院としても好都合なのだ。
 
 医師や看護師の負担が軽減されていることから、診療行為にも余裕ができる。やめてしまうスタッフは少ない。併設する看護学校の生徒も受け入れており、その生徒たちも「将来はここで働きたい」という好循環になっている。
 
 千葉県柏市にある名戸ヶ谷(などがや)病院は「どのような急患でも受け入れる」をモットーとして25年に渡りそれを守っている。21科247床の中規模総合病院は、柏市内のみならず、周辺の我孫子や松戸市、さらには埼玉県から搬送される患者もいる。
 
 名戸ヶ谷病院では常勤医が35人、各科の医師1人は病院から車で5分以内の場所に住む。病院が住宅を用意しているほかに、住宅ローンの優遇措置もとっている。こうしたことで、緊急の呼び出しにも対応が可能である仕組みになっている。また、常勤医には研修日を設定し、週に2.5日は現場を離れることができるほか、10日間の夏休みもまとめて取れ、そうしたことから医師の負担が軽減されている。
 
 研修医の人気も高く、5人枠のところに22人の応募があった。年間1700件の手術を施し、症例を多く学べることが人気となっている。柏市消防局も「救急車で行き先が決まらないのが、患者も救急隊員も辛い。名戸ヶ谷は受け入れてくれるというのは大変心強い」という。
 
 先月都内で、出産間近の女性が脳内出血を起こしたが、7病院から受け入れを拒否され、最終的に受け入れられた病院で女性は出産直後に死亡した事例があった。病院も医師も多いであろう東京で、まさかこんな事故が起きるとは想像しなかった。病態や訴訟リスクを恐れ、産科や小児科はその激務さゆえにやめてしまう医師も多い。こうした負のサイクルをどこかで断ち切らなければ、日本の医療は崩壊する。
 
 スピードだけが重視されている世の中になったが、人間のできることには限界がある。医療システムにほころびができているのであれば、早急にそこを治療する必要がある。個の組織では修復が難しい。こういうときに立ち上がるのが政治の使命ではないだろうか。
 
☆ 状況?何が状況だ。俺が状況をつくるのだ。(ナポレオン)  
 
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★ 妊婦搬送7病院が拒否、出産後に死亡 東京(朝日新聞・08/10/22)
★ 「急患断らぬ」貫き25年 千葉・柏の病院の医師確保法(朝日新聞・08/11/6))
★ 公立八鹿病院 
 
 

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大阪ひき逃げ、22歳男逮捕 引きずりで「未必の故意」 大阪府警(2008.11.5)

 大阪市北区の阪神前交差点で、道路を横断していた会社員の男性が車に約3キロ引きずられて死亡した事件で、大阪府警交通捜査課と曾根崎署の捜査本部は、逃走していた住所不定、元建築会社社員でホストの男の容疑者(22)を殺人、自動車運転過失傷害、道路交通法違反(無免許運転)の疑いで逮捕した。容疑者は「酒を飲んで無免許で運転していたので、警察に捕まると困ると思い、必死に逃げた。殺してしまったことに間違いありません」と容疑を認めている。
 
 調べによると男は10月21日午前4時19分ごろ、大阪市北区梅田1の国道176号、「阪神前交差点」を横断していた堺市東区の会社員の男性(30)と接触、救護措置をとらずに男性を車体の下に巻き込んだ状態で約3キロに渡って逃走し、殺害した疑い。引きずられた男性は福島区内の路上で発見されたが、後頭部の骨折などで死亡していた。
 
 大阪府警交通捜査課と曾根崎署は路上に付いた血痕の痕跡などから、男が男性を振り払おうと蛇行運転していたと見ており、そのまま逃走すれば男性が死に至ることは推測できた「未必の故意」があると判断、殺人容疑も視野に入れて調べていた。男は「ひきずったまま走れば、死んでしまうことは分かっていた」と、殺意についても認めているという。
 
 捜査本部では大阪市此花区内にある不審な黒のワゴン車を発見、市内の建築会社社長が所有しており、事件当時に乗っていたのは同社社員であった男であったことが判明。事件後に突然、退職届を会社に郵送して行方不明になっていることから、事件に関与した可能性があるとして行方を追っていた。
 
 捜査本部では延べ900人の警察官を動員。男性が発見された福島区吉野を起点に、同区内や隣接する此花区などで「黒いワゴン車」を1台ずつ調べる「車あたり捜査」を実施、此花区内の建築会社駐車場にあった容疑車両を発見した。車種はトヨタの「イプサム」で、車の底部には不審な傷などがあり、慎重に検証をしていた。車両は事件後も同社で使われていたという。
 
 5日午前3時55分、大阪・ミナミのラーメン屋から出てきた男は、大阪府警の捜査員に取り押さえられた。任意同行を求められた男は当初はひき逃げ容疑を否認していた。捜査本部として最悪のシナリオは「容疑者の自殺」、ということだったが、実際には男は建築会社を辞めて、ミナミでホストとして働いているという事実だった。
 
 男の逮捕を受けて、男性の弟の会社員(25)は、「もう少し時間がかかると思っていたので、まず驚いたというのが率直な感想。まずはひと安心しました。これで兄に『ゆっくり休んで欲しい』と伝えられる。男に対しては、『社会的責任をとって、遺族の気持ちを理解して欲しい』と言いたい。兄、遺族に対して謝罪の言葉が欲しいと思います」とコメントした。
 
 また、男性が勤務していた会社も「警察の懸命な捜査により容疑者が逮捕されたとの報を受けましたが、男性の元気なお姿をもう見ることはできません。改めて今回の痛ましく無惨な事件に強い憤りを感じます」とコメントを出した。
 
 無免許で飲酒運転とはいえ、最初の接触事故で適切な対応をしていれば最悪の事態は防げた。男性は亡くなる必要がなかったうえ、この男も殺人犯にならずに済んだ。飲酒運転はいけない、交通ルールは守らなければいけない、そうは言っても、規範意識のない者にその言葉が通じないのが何とももどかしい。
 
 
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★ 大阪のひき逃げ、無免許22歳逮捕…「何が何でも逃げる」(読売新聞・08/11/5)
★ のうのうとホストに転身、大阪ひき逃げで逮捕の22歳男(産経新聞・08/11/5)
 
↓発見された容疑車両(大阪市此花区内)↓ suspected_car
 
 

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大阪のひき逃げ、不審車両押収(2008.11.4)

 大阪市北区の阪神前交差点で道路を横断していた会社員の男性(30)が車に約3キロ引きずられて死亡した事件で、大阪府警交通捜査課と曾根崎署の捜査本部は、大阪市此花区内の建築会社駐車場で黒い不審なステーションワゴンを発見し、押収した。
 車には事故の際に出来たと見られる痕跡があるという。この車の所有者である20代の男が行方不明になっていることから、大阪府警では事件に関与している可能性があると見て、所有者と使用者の所在の確認を急いでいる。
 
 現在、大阪府内のひき逃げ事件は検挙率100%を誇っているが、未解決なのはこの事件だけである。大阪府警では検挙率100%を維持すべく懸命な捜査をしている。
 
 犯人の行動も不可解な事件であった。最初の事故現場である御堂筋の「阪神前交差点」では20~30キロの低速で被害者と接触している。この時点で救護していれば、大した事故になっていなかった可能性が高い。現場は曽根崎警察署の斜め前でもあった。
 
 救護措置を行わなかった容疑者は、被害者を車体の下に巻き込んだ状態で逃走。巻き込んでいたがゆえに30キロ程度の低速走行で逃げた。逃走経路の途中に福島警察署があり、同署の前を堂々と通過していたことになる。
 
 それでも土地勘があり運転に慣れている人間であれば、わざわざ警察署の前を通過することはない。捜査関係者の間では「土地勘のない人間の犯行では」と考えられていた。しかしながら今回不審車両が大阪市内で見つかったことにより、土地勘のある人間であり、警察署の前を通ってしまったことは犯人がパニック状態になっていた可能性もある。
 
 被害者である堺市内の会社員男性は、後頭部と背中に激しい損傷の跡が残っている。捜査員も「これだけひどい遺体を見るのは稀なこと」と言っている。見つからなければ何をやってもいい、そんな逃げ得感情がはびこるようであってはならない。被害者の無念さを晴らすためにも、なんとしても犯人を逮捕する必要がある。 
 
 
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★ 3キロ引きずり男性死亡、ひき逃げ車両?押収…大阪(読売新聞・08/11/4)
★ 大阪市内で不審車両発見 梅田ひき逃げ、事故痕跡(朝日新聞・08/11/4)
★ 大阪ひき逃げ、犯行車両発見? 若い男の行方追う(産経新聞・08/11/4)
 
 

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消えていく記憶 認知症の南田洋子さん

 
 「アルバイト?学生さん?うちの息子の時代はね、安保安保、革命だーって、ずいぶん心配させられましたよ。ありがとう。元気でね」。
 
 南田洋子が最後に演じた役の最後のセリフである。奇しくも認知症の女性の役であった。
 2004年に夫婦で出演した旅番組で、未放映になった部分がある。南田と長門の会話がかみ合わず、突然南田が怒り出したのだ。この頃から病気が進行していたと考えられる。
 
南田  「あなたはどう思う?」
長門 「何かの活字で洋子が俺にやり返したと書いてあったと?」
 
「そうなの?」とスタッフに確認する長門。スタッフは「活字はそこは見てなかったです」
長門 (スタッフに)「そうでしょ?」
南田が長門の記憶にないことを言い出したのだ。
南田 「もういいわ。私をそういうウソつきにするんだったら、これから一切口きかない」
呆然とする長門。
 
 3年前に北海道のロケで「セリフが言えないから、カメラの死角に台本を置いていい?」という南田洋子に対して「だめだ。そんなのは役者じゃない!」と長門裕之は叱った。記憶力の衰えでセリフを覚えることが出来なくなっていた。そしてその後突然、「セリフを覚えられないから、役者をやめたい」と南田は言った。
 その後に芸能界から姿を消した南田洋子。認知症が発覚してから長門裕之の献身的な介護が始まった。症状は確実に進んでいる。「アカイヨ、ヨウコ、アッチニイクノ」がトイレに行きたいという合図だ。トイレでなくとも、不安になると、「アカイヨ」ということがあるという。
 
 トイレに連れて行く。「うるさいなぁ」「うるさいのはよく分かってる。お前機嫌がいいのか悪いのか分からないな」。毎日血圧を測る長門も自身の健康が気になるが、「今は絶対に死ねない。洋子のことは俺にしか分からないから」。南田を寝かせるときには「愛してるよ」という。「洋子もだよ」と南田も返す。
 
 仕事に行く長門を玄関まで送る南田。長門が立って片足を上げて靴を履いていると、うしろから体を支える南田。「行ってくるよ」というと「行ってらっしゃい」といって笑顔で見送っていた。開いた玄関ドアから入ってきた空気に「今日はちょっと涼しいわ」と外の空気を感じていた。ここだけ見ると、夫婦のごく普通の日常を見ている気がする。何かの拍子に、女優・南田洋子に戻れるような、そんな気もする。
 
 それまで南田が外出を拒否していたこともあり、専門医に診せていなかったが、VTRに収録した南田を都内の病院で医師に見せた。結果は「アルツハイマー性認知症の疑いがある」ということであった。その中で、「奥様ができることは、本人にやらせてください。なんでもやってしまうと、病態が悪くなる」とのアドバイスもあった。 
 
 人は支え合って生きていると言うことがある。南田に支えられてきた長門が今度は支える役なのかもしれない。人生という舞台で二人の共演はこれからも続いていくことだろう。そこには決められたセリフではなく、アドリブで体当たりする難しい役どころが待っている。俳優としても人間としても大御所のお二人なら、難役でもこなせるに違いない。
 
 小さいころからテレビでごく当たり前のように見ていたかたが、老いてしまい、記憶障害になる。生きていくと言うことは、そうした現実を受け止めなくてはならない辛いこともある。
 
 長門さん、ご自身もご自愛下さい。南田さんと楽しい人生が続きますようお祈りいたします。
 
 
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☆ 大切なのはどれだけ相手を愛するかではなく、相手にとって自分は何かを知ることだ 。(ローレンス・カスダン )
 
★ 南田洋子の認知症「介護は恩返し」長門裕之(本ブログ・08/10/4)
★ ドキュメント 消えゆく妻の記憶…長門・南田の日常 「今の洋子を残したい」(産経新聞・08/10/30)
 
 

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