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物忘れの多い友人

 中年期に入ってしまったので仕方のないこととはいえ、同じ話を何度も聞かされるのは時間の無駄だ。ただ、両親など高齢になっている人は仕方がない。うん、うん、と聞いているけれども、男の友人はまだ30代なのに、以前にした話をまたするのである。
 
 私も自信がないときは「前にも話したかもしれないけど」と前置きしてから話すことが多くなった。しかし友人はいかにも”新しい情報”として提供してくれるので困るのだ。だから私の中でルールを作った。2回までは「うん、うん」と聞いてあげよう。3回目になったら「それ、このあいだ聞きました」と忠告しようと。
 
 しかしこの友人、2回話すことで記憶に定着するようで、3回目がない。だから未だ”イエローカード”を出したことがない。しかも彼はときどき独り言なのか、話しかけているのかよく分からずにゴチャゴチャボソボソ言うときがある。それも「相手に伝えた」と正確にカウントできない原因であろう。
 
 同じ話をよくする人と、そうでない人を比べると決定的な違いがある。話の内容が単なる情報の時は繰り返しやすい。その一方で、ただの情報でも自分の意見や表現の仕方が独特だと反復がない。そういう意味で、メールは相手の顔が見えない分、単調なやりとりになりがちで気をつけなくてはならない。「それ、2通前のメールで聞きました」と冷静に返されたときはかなり焦った。
 
 先日、その忘れん坊の彼が、「最近の携帯電話は水に弱くて、汗のにじんだ手で握っただけでも故障することがある。消費者センターがメーカーに『水に強い携帯を作れ』と言っているそうだ」と言った。
 
 その話は、私が彼にしたんですけどね・・・・。
 
 
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