麻生首相が参院外交防衛委員会で、「カップラーメンは400円くらい?」と答弁した。この答弁に対して「庶民感覚とずれている」と批判があるという。さらには連夜のホテルのバー通いも批判が出ているようである。なぜ防衛を話し合う場において、カップ麺の実勢価格に口角泡を飛ばす必要があるのか分からないが、カップ麺の値段を即答できる組織の長というのはどれほどいるのだろう。
もし、国の首長が「近所のスーパーでは138円で売っている。毎週水曜日は98円になるものもある」なんていう発言をしたらそちらのほうが問題だ。首相だって時にはガード下の赤ちょうちんで飲みたいこともあるかもしれない。和民や白木屋に行きたいかもしれない。これをわざわざ実現しようとしたら、警備側も大変だし、一般客は店から追い出されるであろう。
そもそもカップ麺を庶民的のバロメータとするのもおかしい。この1年ほどの間にカップ麺を食べた記憶がなく、実勢価格を知らない。コンビニで138円ほどのものが、昨今の値上げで150円くらいと推測するが、庶民的思考であろうか。
立場があからさまに違う人を、庶民レベルに引きずり下ろそうとする発想が乱暴だ。会社の社長さんに「一緒に社食で食え」とか「マクドナルドへ行け」と言っているようなものである。「ダブルチーズバーガーセット」の価格を言える感覚が国民の総意ではない。そうした感覚を捨てなければ維持できないものもある。
国防を話し合う委員会で「カップ麺の値段はいくらか」と質問をした民主党議員のほうが庶民感覚とずれている。「お昼の代名詞といえば即席麺です」と言っていたが、いつからそんな代名詞が出来たのだ。
せっかくなので、ここで400円のカップ麺を開発するのも一考の価値があるかもしれない。政府が何となく公認している。そしてカップ麺の値段を知るよりも、保管場所に注意しなければ健康被害が出るということを知るほうが、庶民にとって大切である。
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☆ 批判的であることは、正しくあることよりも何とたやすいことか(Benjamin Disraeli)
★ 首相、カップめんは「400円くらい?」 委員会で答弁(朝日新聞・08/10/28)
★ お客様への大切なお願い(日清食品)
月: 2008年10月
振り込め詐欺の音声公開 青森県警察本部
大学に入ったのが30歳のころだった。在籍していた学部は社会人学生が多く、若い現役生もいたが、比較的年配の学生も少なくない。7年間いた中で、他学部の学生と同じ授業を受ける機会が何度かあった。
普通、自己紹介するときに年齢は言わない。大抵は「○○学部○年生の・・」と所属学部と学年を言えば足りる。「5年生」のとき、この「5年生」を強くアピールすることで、年齢を聞かれることはなかった。ついでに「来年は6年生になる予定です(笑)」と言ってしまえば、大学1年生+4年+アルファくらいの年齢だと推測してくれる。
これは「すり込み」という技術だ。5年生であると認識してもらい、「来年は6年生」と畳みかけることでそれ以上”疑惑の眼差し”で見られることはなく、1年間”ため口”で話し掛けてもらうことが出来た。見た目が比較的若く見られる部分があったのは幸運だったが、年齢を聞かれる前に学年をアピールすることで誤魔化すことが出来た。
振り込め詐欺の被害が無くならないのも、この「すり込み」の技術が幅をきかせているからだ。普通、自宅の電話が鳴って「あぁ、オレだけど」と言われれば、最初の時点で自分の息子だと思いこんでしまう。それが離れて暮らしているのであればなおさらだ。最初に息子だと刷り込まれれば、その後に「会社の金を使い込んだ」「事故を起こして示談金が必要」という滅多に起こりえない話も信じてしまう流れになる。被害者が「声も口調も息子に似ていた」ということがあるが、電話という100%明瞭な音声とは言い難いやりとりの中で、パニックを共有していれば、心理的に我が子と思いこんでしまう。
振り込め詐欺が許せないのは、過ちを犯した自分の子供ですら助けたいという親心に揺さぶりを掛けていることだ。会社の金を使おうが、痴漢で捕まろうが、金で解決できるなら助けたいと思うのが親というものだ。そこにつけ込む犯罪は許すことが出来ない。
青森県警はホームページ上で、実際に振り込め詐欺に遭遇した男性が録音したテープを公開した。これは未遂に終わっている。最初から男性は「怪しい」と思ったことから録音をしていたようだ。これを聴くと「教師である娘が生徒にケガをさせた」という「県教委」、「校長」、そして「弁護士」が登場する。口調だけで判断すれば、本当にあったできごとだと錯覚してしまいそうだ。さらに社会的地位や身分のある肩書きが名を連ねて登場すれば、”我が子の不祥事”を前提に話されることにより、平身低頭になって信じてしまうことだろう。
犯人側も個人情報は握っていると思う。しかし”我が子”本人ならば、家族でしか知り得ない秘密の質問が効果的だ。現在や過去の恋人の名前、同僚の名前、趣味の話、そして干支は本人でないとすぐに出てこないことが多い。
「オレオレ詐欺」ではなく、青森の例のような場合は、いったん電話を切って、自ら電話番号を調べて県教委の○○さんを呼び出せばいい。校長であれば、学校に電話すれば分かることだ。そもそも公的機関が電話で「現金を振り込んでくれ」という話自体が通常ありえない。おかしいと思ったらすぐに確認を。
★ 「息子が大変」…行員が1時間説得も振り込め被害(産経新聞・08/10/27)
★ 「こんな電話は要注意」振り込め詐欺の音声公開 青森(朝日新聞・08/10/29)
★ 生活安全部オレオレ詐欺音声公開 青森県警察本部(音声はこちらから聴くことが出来ます)
高橋”Qちゃん”尚子 引退
高橋尚子選手の愛称である「Qちゃん」とは、リクルート陸上部の新入部員歓迎会で、「オバケのQ太郎」を歌った事によるものらしい。音楽が好きなのか、シドニー五輪での練習の時は携帯プレーヤーでHitomiの「LOVE2000」を聴いてノリノリの状態でいた。
そのシドニーでは見事金メダルを獲得し、「(小出)監督は?」と周りをキョロキョロ見回した。その直後のインタビューでは「すごく楽しい42キロでした」と笑顔で答えた。疲れているはずなのに、どうして笑顔でいられるのか驚いた。
その後は師弟関係であった小出監督とのコンビを解消し、”独立”して新たな一歩を踏み出したが、成績は思うように振るわなかった。アテネや北京の選考からも外された。年齢的に限界ではないか、という声も囁かれていた折り、28日に引退の記者会見があった。
「プロとしての走りが出来なくなった」というQちゃんは、引退の時期について悩んでいたという。結成した「チームQ」では、Qちゃんから去っていくメンバーもおり、「少ないメンバーをまとめられないなんて半人前。世の中の社長さんはすごい」とした。
社長というのは往々にして孤独な身分である。Qちゃんは「マラソン選手は1人で走れるわけではありません。多くの人が支えてくださってマラソンは成り立っています」と話したが、やはりマラソンは孤独だと思う。本番では多くの観客が沿道で応援してくれる。しかし舞台裏の練習は地味であり過酷であり、そして沿道に声援はないのだ。それでも笑顔を振りまいていたQちゃんは凄いと思う。記録だけではなく、人々の記憶にも残る人というのは素晴らしいと思う。
優勝すれば、面識のない観客でも拍手してくれるのは当然だ。しかし観客は辛く悲しい時を励ましてはくれない。引退会見が終わったときに報道陣から拍手を受けて、Qちゃんは初めて涙を見せた。辛かったことを吐露し、それに対して拍手がわき起こったことに感極まったのだろう。
Qちゃんの父である良明さんは「長い間、とても良く頑張った。いずれはこういう日が来ると思っていた。しかし、尚子の人生は半分もたっていません。時間に例えるとまだ午前11時くらい。これからのことはじっくり考え、そしてゆっくりと人生を歩んでいって欲しい」と語った。
まだ人生の午前11時なら、お昼ご飯が待っています。Qちゃん、これからの人生をお腹いっぱいにしてくださいね。
★ 【Qちゃん引退】高橋会見(1)「プロとしての走りができなくなかった」(産経新聞・08/10/28)
★ 高橋尚子引退:Qちゃんスマイル、最後の最後で涙(毎日新聞・08/10/28)
★ 高橋尚子さん、現役引退を表明…「完全燃焼」と(読売新聞・08/10/28)
★ 「完全燃焼し、さわやか」 Qちゃん、涙こらえきれず(朝日新聞・08/10/28)
大阪・キタの交通殺人犯を追え
以前、都内で20代の女性が夜間に車ではねられた。はねた車は逃走したが、警察の捜査が身辺に及んでいることを察知して後日出頭、警視庁に逮捕された。事故現場周辺に住んでいた男は、ドアミラーの角度が気になっていたが、ふと目を前に向けると女性をはねていた。酒を飲んでいたことから恐くなって逃げたという。
はねられた女性は病院に搬送され、そこに女性の父親が駆けつけた。横たわる女性を挟んで医師と看護師、そして父親が向かい合う。医師が女性の顔に手を伸ばす。そして腕時計を見ると、父親に向かってゆっくり頭を下げた。
「何もしてあげられなくてごめんな。俺も後から行くからな」と、父親は号泣した。両親が早くに離婚しており、女性は男手一つで育てられた。婚約者もおり、これからが幸せという時の事故であった。
こうした事故は全国で毎日のように起きている。安全運転を心がけていれば事故は防げる。酒など飲まなかったら、前方を走っていた被害者にすぐに気づくこともできた。そしてその場で救護措置をとっていれば、命を救えた。「酒を飲んでいたから恐くて逃げた」という意味のない理屈も必要なかった。こうした事故は常に悲惨なものであり、優劣は付けられない。しかし大阪で信じがたい事故が起きた。
21日午前4時22分ごろ、大阪市北区梅田1の御堂筋、「阪神前交差点」で、東から走行してきた乗用車が横断中の男性をはねた。男性はそのまま引きずられ、5分後に3キロ離れた福島区吉野の路上で死亡しているのが見つかった。
その後の調べで、逃走車両は蛇行運転していたことが判明、被害者を引きずっていることを認識し、振り払おうとした痕跡が路上の血痕から明らかになった。また、遺体発見場所近くの防犯カメラには該当車両と思われる車が映っており、はねた現場から遺棄現場まで平均時速30キロ未満で走ってきた可能性があることも分かった。車体下に被害者を引きずった状態だったため、速度が出せなかったと思われる。
この事故には目撃者が多数おり、多くが「黒い車」と証言。防犯カメラに映っている車や時間から、証言に揺るぎはなく、車種の特定も近いと思われる。信号無視を繰り返した逃走車両は、遺体遺棄現場から西の此花区内でも目撃されている。早朝という時間もあり、防犯カメラが逃走車両のみをとらえていることが容易に想像できる。
最初の現場は、停止していた容疑車両が発進後すぐに被害者と接触した。すなわち接触時は20〜30キロの低速である。この時点では軽い接触事故だった可能性がある。しかし犯人は救護することなく、引きずってそのまま逃走したことにより、もはや事故ではなく事件になった。
大阪府警交通捜査課と曾根崎署は、こうした状況から殺人容疑も視野に入れて捜査している。情報は曾根崎警察署捜査本部(06-6315-1234)。
★ 男性がはねられた現場地図。逃走中の犯人は、停止線から発進して間もなく男性をはねた。
★ 大阪・梅田のひき逃げ:振り放し後に急加速? 約30キロ低速走行(毎日新聞・08/10/24)
★ 大阪・ひき逃げ「信号無視の黒い車」目撃(朝日新聞・08/10/24)
心の殺人犯を追う、警視庁の女性刑事
強制わいせつや強姦といった事件に児童が巻き込まれる例が後を絶たない。小児性愛であるロリコン趣味は、かつてアンダーグラウンドであった。一部のマニアがこっそり楽しんでいるものであった。趣味というのは何でもそうであるが、比較的少数派である嗜好や趣味というのは他人に理解されなくても自分だけが楽しんでいればいいという側面があった。
それがネットの進歩により、面識のない未成年と大人が簡単に出会えるようになった。昔なら会えるはずがなかったから、自分だけで楽しんでいれば良かったものが、出会いが現実的になったことで抑えが効かなくなってしまったのである。
警視庁捜査一課で性犯罪被害者支援を担当する、女性巡査部長(39)の携帯電話には1枚の絵が待ち受け画面として保存してある。巡査部長をモデルとした女性の全身像と「お仕事頑張ってください」のメッセージになっている。巡査部長が担当した性犯罪事件の調書作成中に、時間をもてあましていた被害女児に紙とペンを渡したところ、描いた絵をプレゼントされたものだ。巡査部長は「携帯電話を見るたびに、この女の子のことを思い出して自分の励みにしたい」と述べている。
巡査部長は捜査一課に配属されてから10数人の被害者支援を担当し、うち半数は13歳未満の女児。被害者の心のケアに努めつつ、容疑者に結びつく情報を引き出して、性犯罪の検挙と抑止を担う。
東京地裁で11歳女児2人に対する強姦と強制わいせつ罪で起訴された男(37)の公判があり、被害女児の父親が法廷で意見陳述を行った。
「娘は犯人の跡を必死でぬぐおうと、シャワーを浴びていた。警察署で事情を聴かれるとき、手を固く握りしめながら話す姿に胸がいっぱいになった。年端もいかない子供を汚すなんて・・」
「被害者は、いつ同じ容疑者に合うかもしれないという恐怖感を常に抱いている。それだけに、容疑者が捕まることですごく安心する」と、巡査部長は言う。ある女児に容疑者逮捕を伝えたときに、「私もお姉ちゃんみたいな女性警察官になりたい」と言われたそうだ。
個人主義が当然となり、他人の言動に興味が向かなくなったことにより、不審者に気づくことも少なくなったのかもしれない。子供が被害に遭う事件は、それがトラウマとなり一生つきまとうことも十分にある。汚い大人の餌食にならないためにも、不審者の動向に目を光らせる必要がある。抵抗できない子供に対する卑劣な犯罪は何としても阻止しなければならない。
全国で平成18年に強制わいせつの被害者となった未成年者は4534人、強姦事件は808人である。しかしこれらの数も、あくまで警察が認知した数に過ぎない。
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☆ 時が癒やす?時が病気だったらどうするの?(『ベルリン・天使の詩』)
★ 敵は心の殺人 警視庁・巡査部長 被害女児の優しさ励み(産経新聞・08/10/5)
★ 幼女レイプ被害者数統計 (少年犯罪データベース)
To be or not to be.
物質を構成する最小のものが素粒子と呼ばれるもので、クォークとレプトンがそれであるという。素粒子が結合し陽子・中性子となり、原子核、そこから原子・分子で元素の元となり、物質を構成する。物質は細胞を構成して生物はそこから成り立っている。生物の上には人間がいて、地球、宇宙と続く。
人間は構成されている生物の中で、恐らく中間的なものである。原子ほど小さくなく、地球のように大きくない。しかしこれは、人間含めた生物が存在しているはずである、という前提の上に成り立つ考え方だ。
「我思う、ゆえに我あり」というが、ときに存在そのものが虚構のものではないかと考えることがある。自分が認識している自分や他人は、もしかすると存在していないのではないか、ということ。存在させられているのではないだろうか。目の前にいる人は見える。見えると認識している。認識していると知覚する。ではどうやって知覚しているのだろう。数の最小単位は涅槃寂静(ねはんじゃくじょう)といい、1のマイナス24乗である。小さいことは難しい。
むかし、「宇宙は一体どれくらいの広さなんだろう」ということを友人達と話し合ったことがある。物理学にも天文学にも全員が無知であるために、ほとんど漫画的な考察、推測、はたまたアイディアかヒントくらいのものしか出てこない、それは空虚なものだった。数の最大単位は”無限大数”で10の68乗。さらに仏典に登場する最大の数の単位が不可説不可説転(ふかせつふかせつてん)といい、無限大数よりも想像できないくらい大きいことになる。大きいものも難しい。
ノーベル物理学賞と化学賞を日本人が受賞した。その研究内容をテレビやネットで学んだつもりだったが、さっぱり分からなかった。分かりやすかったのは、米ボストン大名誉教授、下村脩さんの”クラゲ”だった。緑色蛍光タンパク質の光を利用して、他の細胞の動きが分かるというものだ。生命科学の分野の発展が期待され、長年に渡って研究された姿勢に頭が下がる。
それにしても、人間は元が同じ素粒子であるはずなのに、どうしてこうも違うものなのか憂うとことではある。どこでどう違ってしまうのだろう。
人間の存在は果たして大きいのか小さいのか。それを先祖から引き継ぎ、子孫に託すことで人間の存在は大きくなっていくのかもしれない。そして、賞が用意されていない功績を残している人たちも無限大数のように多くいるはずである。我々はそれを知覚すべく生きていくだけの存在である。そしてきっと誰かが知覚してくれるに違いない。
☆ 人間と猿のDNAはたった3%しか違わないの。でも、その3%がアインシュタインやモーツァルトを生んだのよ。(映画「ミッション・トゥ・マーズ」)
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★ ノーベル化学賞:下村脩・米ボストン大名誉教授ら3博士に(毎日新聞・08/10/8)
★ ノーベル物理学賞:益川教授ら日本人3氏に授与(毎日新聞・08/10/7)
活字媒体は生き残るか
マガジンハウスは、40〜50代向けの雑誌「POPEYE」を12月上旬をめどに創刊する。その名も「POPEYE OilyBoy(ポパイオイリーボーイ)」。大人ではなく「大きな少年」ととらえて、ひと味違ったファッションや音楽、そしてグルメなどを紹介する。
この雑誌の名前は、日本で初めてジーンズをはいたといわれる男性で、実業家の白洲次郎氏のイギリス留学中のニックネームから。大好きな車の整備のために、いつも衣服がオイルまみれになっていたことに由来しているという。
インターネットやテレビの普及で雑誌や新聞の活字媒体が苦境に立たされている。アメリカでは多くのタブロイド紙が廃刊となり、「メディアに殺された」状態になっている。国内の夕刊紙、「日刊ゲンダイ」と「夕刊フジ」の2紙は部数低迷から10円値上げすることになった。人員整理によるキオスク店舗の減少なども原因のようだ。
新聞や雑誌が苦戦しているが、テレビも広告費が削られて苦戦している。バラエティにそっぽを向かれた形となり、秋の再編ではドキュメンタリーなどの新番組をぶつけ、新たな視聴者の開拓に臨む。
広告費がネットに流れているという状況は、ある意味において時代の流れをくむ形とも言えるが、一方で危険もはらんでいる。民放がスポンサーや大手プロダクションを気にして、関連する報道を控える傾向にあるのと同様に、ネットが広告費のみで運営されている現状は脆弱な部分でもある。
無料で情報を探すことのできるネットは便利であるが、広告費のみで運営されれば当然、テレビのようにスポンサーが関連した不祥事などは伝えづらくなる。これは極めて危険な傾向だと言える。
読売新聞サイト内にある「発言小町」が女性に人気だ。1人が質問を投げかけて、それに対して誰かがそれに応えたり、共感したり、反論したりするものである。他の掲示板などと違うところは、編集部のチェックがあることだ。不必要な誹謗中傷などは排除されるので、質問をするほうも読むだけの人も安心できる。
発言小町は携帯版では月額105円を徴収している。このほか読売新聞のみならず、他の新聞社も有料会員向けの情報提供サービスをしている。紙面とネットという狭間にあり、力配分に気を使うところであるが、徐々に有料サービスは増えていくのかもしれない。または、タイトルだけは見ることができても、本文を読むには有料という道も可能性としてはある。
そもそも何でもただで手に入るという風潮がおかしいと思うことがある。気軽にファイル交換などが行われているが、新聞記事も小説も音楽も全て無料状態でネット上に散らばれば、それを創作する人たちが育たなくなるのは至極当然である。
消費者の財布のひもが固くなったこともあり、苦戦しているのはマスメディアだけではないが、家族揃ってテレビを見る時代はとっくに過ぎており、そうした分散した家族にどうやって情報提供していくかが、活字メディアの生き残りにつながるであろう。
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★ オヤジ版「ポパイ」年内めどに創刊 雑誌不況に挑戦(産経新聞・08/10/7)
★ 大手2紙が値上げ! 夕刊紙にも活字不況の波(日刊サイゾー)
★ 【eye】雑誌不況 底なし ネット台頭、紙代も高騰 (産経新聞・08/9/24)
俳優の緒形拳さんが亡くなった。71歳だった。
先月30日にはフジテレビのドラマ「風のガーデン」の製作発表に出席していた。ご本人のブログは9月30日までほぼ毎日更新され、「連続ドラマ『風のガーデン』全て撮影が終了しました。是非是非ご覧下さい」などと記されていた。
以下は、緒形さんのブログに寄せられたコメントの一部です。
急すぎます・・・
まだ信じられない自分がいます・・・
遺作にするにはまだまだ早いでしょう・・・
突然の訃報と聞きショックです…
こんなサプライズは聞きたくありませんでした…
信じられません・・・・・
また好きな俳優さんがこの世を去ってしまったんですね。
全然信じられません・・もう二度と見れないんですか?そんなの・・・たえられません・・・
大好きです大好きです大好きです・・・・
最初ネタだと思っていた自分を殴りたい
訃報に接し、残念で残念で堪りません。
いい役者さんだったと思います。
勝手に親父のように思ってました。
さようなら。
父と同じ歳という事で、ずっと親近感を持って拝見していた為か、もう一人の父を亡くしたような気持ちです・・・。
まだまだ。
これから、これからだったのに。
たっぷり、たっぷりだったのに。
今は何処の舞台に立っているのですか?
緒形さんの死を認めたくなくて涙が止まらないのです。
今まで、お疲れ様でした。ずっとずっと大好きです。
どうぞ、ゆっくりお休みください。
逝ったあとに悼む声が途切れないことも格好いいことです。
心よりご冥福をお祈りします。
★ 津川雅彦さんのブログに、臨終間際の様子が書かれています。
★ 竹内結子、緒方拳がプリンターをPR(読売新聞・08/9/19)