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中山・前国交相の失態

 
 中山前国土交通相は就任後5日間で辞任に追い込まれた。「成田空港はごね得」、「日本は単一民族」、「日教組は日本のがん」などと次々と発言、28日の辞任会見でも「確信的に申し上げた」、「国民の関心を引きたかった」とした。成田空港問題や単一民族については「言葉足らずだった」と撤回したが、日教組批判については「政治信条」として撤回しなかった。
 
 政治家に政治信条があるのは当然であり、無いような人に国政を担ってもらいたくはないが、なぜ国土交通行政の長が教育問題に関して発言しなければならないのだろう。「学力が低い」と言われた大分県民にとっては”センセイ”に振り回される年になってしまった。
 確信的に国民の関心を引きたかったという発言は、ネット予告をして「騒ぎを起こしたかった」と動機を語る者たちと大差はない。自分の主張をしたいがためだけに要職に就くとは公私混同も甚だしい。
 政治家の事務所問題や失言ばかりが露見して、山積している問題は一向に議論されることはなく停滞したままである。普通の仕事をしてくれる議員センセイはいないのだろうか。国土交通行政の長は国民と相互理解を図ることなく、一方通行で突っ切ってその任務を終えた。 
 
 
☆ 真の天才とは、並外れたことをするのではなく、普通のことを並外れて上手くする才能のことだ(Louis H. Wilson)
 
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★ 日教組批判「確信的に申し上げた」 中山前国交相(朝日新聞・08/9/29)
 
 

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