携帯電話のフィルタリングが進んでいる。有害サイトから未成年を守る目的がある。アダルトサイトや健全ではない出会い系サイト、裏学校サイトなどに接続できなくなる。その一方で、フィルタリングが一律に一つのキーワードから分類されることから、有害ではないサイトまでその網にかかってしまう。
健全な携帯サイトがけん引している文化市場が存在する。ゲームや携帯小説、SNSサービスなどである。これらも携帯会社が線引きする分類に当てはまれば接続できなくなる。こうした市場の規模は9000億円を超えるが、これが鈍化することに危惧する声もある。
ただ、もはや無法地帯となっている有害サイトから未成年を守るのには、おおざっぱな線引きこそあってしかるべきだと思う。アダルトDVDも18歳未満は問答無用で観られない。携帯がなければ起こりえなかった犯罪も起きている。知らない大人と出会ったりする子供がいることに違和感があることは否定できない。
とはいえ、携帯電話会社も大きな網をかけたあと、そこから優良なサイトを厳選する努力をして欲しい。携帯も立派なインフラとなった。いきなり水を止めるのではなく、節水を呼びかけるような努力は怠ってもらいたくない。
そして多少不便を被ることになる若い人も少し我慢すべきだろう。守られているうちは非常に楽である。自由は手にすると嬉しいが、その扱いは決して楽なことばかりではない。ゆくゆくは大人でいることに悩むこともあるかもしれない。
思えば、携帯などなくテレビが娯楽だった幼い頃、フィルタリングとなってくれたのは親だった。
☆ 少年は最初、自由に向かって溜め息をつく(ヴォルヴナルグ)
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★ 携帯フィルタリング、総務省が“過剰規制”に「待った」(ITmedia News・08/1/29)
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携帯のフィルタリング
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「携帯のフィルタリング」への1件の返信
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