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色彩の暴力? 楳図かずおさん宅

色彩の暴力と言われた楳図かずおさん宅。決着の方法は。

 東京・武蔵野市の人口密度は12,916人/キロ平方メートルで全国3位である。住民1人当たりの個人市民税額ランキングは全国の市で2位、全国の自治体として珍しく、町内会や自治会がない。無いといえば、景観条例もない。
 
 武蔵野市に住居を構える、漫画家の楳図かずおさんの建築中の住宅について、周辺住民から抗議の声が上がっている。家の塗装を赤と白のしま模様にするということから問題となった。
 
 閑静な住宅地であるゆえ「色彩の暴力だ」という声がある一方で、「街のシンボルとなっていい」という容認する声もある。反対派住民は東京地裁に建築差し止めの仮処分を申し立てている。
 
 景観条例があれば、それに従って判断されることになるが、この場合は公序良俗に反するかが焦点となる。
 
 一般に赤は落ち着かない心理状態を作用させる。活気を出したいときの店内内装などは赤が使われる。心理的に落ち着く色は緑や茶色だ。だが、家の塗装に決まりなど存在しない。これは住民同士話し合った上で和解決着を図るのが妥当だろう。
 
 とりあえず紅白しま模様にしてみてはどうだろうか。一定の期間を経て再度話し合いの場を設ける。そこでやはり「景観利益」を求める声が多いのなら、塗り直せばいい。ご近所さん同士の話である。白黒はっきりさせるだけでなく、中間色の考え方も必要だ。
 
 
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★ 赤白外壁、公序良俗に反する? 楳図さん住宅問題(産経新聞・7/8/20)
 

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