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62回目の終戦記念日

 トミー・レメンゲサウ・第5代パラオ共和国大統領は、05年の来日前会見で、当時の小泉首相の靖国神社参拝について、「すべての人のために祈るのは正しいことだ」とした。
 
 学徒出陣した若き御霊を思う。たった二十歳そこそこの青年が、家族に将来を託されていた青年が、勉学に励んでいた青年が、恋愛をしていた青年が、戦地で散った。死の覚悟を決めさせるには若すぎた。
 
 戦争となると歴史認識が国によって異なることがある。しかしそれは事実の追求ということよりも、国益や国策を追求する過程になりはしないだろうか。
 
 戦争反対、は当然である。しかし世界では、核軍備が広がり、紛争は止まない。そこには人権はなく、弾圧や暴力が横行している。そうした暗い状況の反意語は平和という一語に尽きる。
 
 恒久の平和を手に入れるためには、地球に住む誰もが平和を考え、過去の悲しみと対峙することである。
 
 戦後62回目という言い方が好きである。この言い回しが死ぬことがあってはならない。戦後100回目、戦後1000回目と、永遠に使われて欲しい言葉である。今が戦前であってはならない。
  
  
☆ 戦争を面白がるのは、戦争を経験したことのない者だけだ。(ピンダロス)
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★ 首相「加害責任を反省」 62回目の終戦記念日(朝日新聞・07/8/15)
★ 色あせる「安倍らしさ」 首相、終戦記念日の靖国参拝見送り(産経新聞・07/8/16)
 
 

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