防犯カメラというと、銀行や郵便局に長い歴史があるのではないだろうか。ATMで人の金を引き出そうとすれば、かなり鮮明にその顔が映し出される。マンションの入り口やエレベータにも設置され、不審者の出入りを抑止する働きもある。
しかしながら、カメラが設置してあることが分かっていても、犯罪行為は減ることがない。それでも、事件発生後の動かぬ証拠として採用され、その後の裁判で有効活用されている。近年では街頭にもカメラは設置され、素行不良者排除の役割を担っている。
こうした監視カメラに反対する向きもある。プライバシーや肖像権の侵害というものだが、それをいうなら街頭でビデオカメラを回すことすらできなくなる。監視されている意識と防犯意識の違いであるが、監視されていると言えば交番もあってはいけなくなる。
新幹線の一部に防犯カメラが設置されることになった。これに対して反対派は「列車内で犯罪が頻発しているわけではないので、カメラは不要」ということだ。しかし、頻発してからでは遅いのである。特急列車内の暴行事件も多くの人がいたのに助けられなかった。
近所の付き合いのあったむかしは、街から不審者を追い出すことができた。しかし、人間関係が希薄になっている昨今、物理的に監視の目を増やすのは、この防犯カメラに託すしか方法が無くなってきている。
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★ 監視する新幹線 N700系全ドアにカメラ60台(朝日新聞・07/6/8)
月: 2007年6月
「レンタルお姉さん」は脱ひきこもり支援
近年問題になっているひきこもる人たち。その多くは人生や社会にある種の絶望感を持ってしまったがために、自室に自分の世界を求める。
そんな中、「レンタルお姉さん」として脱ひきこもり支援をしている女性がいる。川上佳美さんだ。引きこもっている若者から暴言を吐かれたときは「一生引きこもってろよ」と思ってしまったこともあったそうだ。
しかし、彼らのことを「生真面目でナイーブなんです。人間関係を重く真面目に受け止めていて、失敗は許されないと思っている。ひきこもりを単なる怠け者と決めつける社会のイメージは絶対に違う」と語る。
こつこつと歩み寄ることで社会復帰支援をする。それは容易なことではないだろう。家族ができないことを赤の他人がするのであるから。
真面目なことは悪いことではない。いい加減なことも悪いことではない。真面目すぎる、いい加減すぎる、それが少しばかり社会の波に乗れなくなることがある。度の偏りが社会と隔たりを持ってしまうことになる。
働き盛りの若いひきこもる人たちが社会の将来を担っている。そんな原石を輝かせるため、という大げさなことをしようとしているのではない。あなたは誰とも同じ原石ですよ、と気付かせるために、レンタルお姉さんは日々飛び回っている。
「おせっかいなんですよ」というには、あまりに大きな役割を担っている。
☆ 井の中の蛙、大海を知らず。されど空の青さを知る。(近藤 勇)
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★ 脱ひきこもり支援「レンタルお姉さん」川上佳美さん(産経新聞・07/4/1)
★ NPO法人ニュースタート事務局
確かに昔は本名とはほど遠いあだ名が存在した。小太りだった私は「タヌキ」と呼ばれたこともあったし、高野君は歴史上の人物、高野長英から「ちょうえい」と呼ばれていた。土屋君は「どや」と呼ばれた。ペコちゃんと呼ばれた女の子もいた。
あだ名を研究している椙山女学園大学教授・加藤主税さんは「ジーパンやマカロニといった、『太陽にほえろ!』式のあだ名が減っている。かっこよくないイメージが浸透しているようだ」と言っている。
あえて名前から離れたあだ名を付ける、つけられることで友人間のコミュニケーションは親密になる。親しい間柄だけのコードネームのようなものであるからだ。最近はそうした古風なあだ名は衰退し、「ちゃん」「ちん」「っち」を名前のあとにつけるのが主流だ。
昔のような特殊なあだ名はハンドルネームとなって、ネット上の世界に存在している。コミュニケーションが取られているようであっても、ネット世界から離れて実際に会うときは、ハンドルネームは使われない。ネットという、親密な関係を築ける副次的な場所ができても、それを実際に使わないのは人間関係を構築する上でもったいないような気がする。そしてちょっと奇妙だ。
さらに奇妙なのは、ハンドルネームやあだ名が分かっていても、友人の本名を知らない、書けない、そうした若者が多くなっていることである。
☆ 多くの友を有する者は、一人の友をも得ず。(アリストテレス)
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★ 現代「あだ名」事情 「太陽にほえろ!」式は衰退(産経新聞・07/5/18)
俳優の石立鉄男さんは「俳優は夢を売る仕事だから、素顔は見せない」とコメントしていた。だから取材の類も一切受けなかった。記者が撮影所に押しかけて質問をしようとしたところ、「取材は受けないといっているだろう」とすごみをきかせた。
飲みに行ったとき、北の富士が女性と酒を飲んでいた。それを見た石立さんは、「そんなちゃらちゃらしているから勝てないんだ」などとかなりぼろぼろに北の富士を批判した。しかし北の富士は反論することなく涙堪えてじっと耐えていた。石立さんはその姿に感心して友人になった。
親友の北の富士の引退をかけた相撲をドラマの撮影を中断して観る。負けたことが分かると、スタジオから消えた。鈴木ヒロミツが探しにいくと、階段の陰で男泣きをしていた。
アドリブが得意であった石立氏の台本には「あとは、てっちゃんよろしく」と書かれていた。そうした伝説が数多く残されている。
「奥様は18歳」「パパと呼ばないで」「天まであがれ」「赤い激流」「噂の刑事・トミーとマツ」「スチュワーデス物語」「少女に何が起こったか」など、枚挙にいとまがないほどの作品に登場、そのアフロヘアや独特の口調を視聴者に印象づけた。
石立さんは1日朝、熱海市の自宅で倒れているところを発見され、病院に搬送されたが死亡が確認された。享年64歳である。現役引退するにはまだまだ早い年齢である。
俳優の「俳」は、人にあらずと書く。だから「素顔は見せない」を貫き通したのかも知れない。そして俳優の「優」は、義理人情に厚い石立さんの人柄を象徴していた。
☆ 「世の中のやつがあいつを信じなくても、俺はあいつを信じる。友達だからな」(相模管理官=石立鉄男「噂の刑事・トミーとマツ」)
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★ 訃報:俳優の石立鉄男さん、64歳(毎日新聞・07/6/1)
★ 鉄王☆石立鉄男 オフィシャルウエブサイト(本エントリの一部はこちらから引用しました)