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恩師は近くにいる

 大阪府寝屋川市の教職員3人殺傷事件。被害者の男性教員(当時52)は教え子に慕われていた。
 
 現在高校1年生の男子生徒(16)は同級生を殴ったりして、先生たちを手こずらせた。5年生で担任になった男性が「俺の弟子になるか」という。男子生徒は「1番弟子にしてくれ」。
 
 男性は彼に3つの約束をさせた。「女の子には手を上げない」「なるべくけんかはしない」「友達の気持ちを考える」。
 
 男子生徒は中学で野球に明け暮れ、友達も増え、現在は野球の名門高校で寮生活を送っているという。彼は「3年間頑張れたら、(男性と)2人で遊びに行こう」と約束していたのを思い出し、涙が止まらなくなったという。
 
 誰にでも恩師はいると思う。恩師といっても必ずしも先生だけでなく、親であったり、友人であったり、テレビに出ている有名人の一言が人生の転機になることもある。実は恩師がいるのに気付いていないことはないだろうか。世の中悪い人ばかりではない。身近にいる恩師にぜひ気付くべきである。
 
  
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※教職員3人殺傷事件
 05年2月、大阪府寝屋川市の小学校で、教職員3人が校舎内に押し入った少年(当時17)に次々刺された。最初に男性が刺され、他の2人の教職員も刺されて重傷を負った。07年10月の大阪高裁で、少年に対して懲役15年の実刑判決が出た。
 
 
 

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