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痴漢の話

 
 以前働いていたドーナツ屋で調査をしたことがある。「あなたは痴漢にあったことがあるか」というものだ。
 
 ほとんどの女性が「あるのよ~」と答えた。女性は大変な思いをしているものだと思ったが、その痴漢被害が多いのがJR埼京線だという。
 
 一回だけ埼京線の上り電車に乗ったことがある。これが凄かった。あの殺人的な混みかた。あれでは痴漢もスリも多いわけだ、と納得したものだ。
 
 山手線では痴漢被害女性が「いい加減にやめてください!」と怒っていたこともある。毎日満員電車に揺られて通勤する女性にとっては、朝からやっかいな不安を抱えての出勤、さぞ大変なことだろう。
 
 私は痴漢を「された」ことがある。一人は太った年配の外国人女性。彼女は私と目が合うと、息を荒げて私の近くにやってきて、イタズラをしたかと思うとそそくさと混雑の中消えてしまった。私は初めてのこともあり、かつ、外国人女性ということもあって混乱していた。女性でもいるのか、と。
 
 もう一人はサラリーマン男性。彼の手が触れたが、混雑しているし、気のせいだろうと思っていたら、またやられた。これははっきり言って言葉に表せないほど気持ちが悪い。鳥肌が立つとはこのことだ。私は満員電車の中を逃げたが、追ってくるのである。
 
 女性をはずかしめる電車内の痴漢行為は都道府県条例の「痴漢行為」の規定によって処罰される。魔が差した、ということかもしれないが、それが会社に発覚し、退職に追い込まれることもあるという。魔が差したにしてはあまりにも大きな代償である。
 
 
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