言葉のリサイクル

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「注カフェ」に流れる時間とカップ

「日本には100人に1人が吃音を持っている」

「周りと比べずに自分らしくやってたら大丈夫」

「今日はありがとう。しゃべれて良かった」。

 神戸・三宮に「注文に時間がかかるカフェ」というカフェが期間限定で開催された。そこに参加した若い女性も吃音に苦しんでいた。子供のころは苦労したようで、同級生からひどい悪口を直接言われた。

 吃音は8割の人たちが自然に治癒すると言われるが、残りの人達は症状が固定化され、楽に話せる時期が減ってくるそうだ。(※)

「注カフェ」に参加したその女性のブースに中学生の女の子が近寄ってきた。

女性はその女性とに聞いた。「今日はなんで来てくれたん?」

すると、女の子は50秒ほど時間を使って、

「吃音がある人と話したいなと思って」

と話した。

冒頭の言葉は、女性が女の子に返答した内容である。

 どうも人の言うことがきけず、相手をいらいらさせることが多い自分がいる。最近も会社の上司に「何かするときは相談をして」と注意されたばかりである。話をするのが面倒くさいと思う自分がいるその一方で、わずかな言葉を発するのに時間をかけなければいけない人たちもいる。

 いつの世も時間を早く流さなければついていけないことがある。そんな中で見た目ではわからない病態で苦しんでいる人たちがいることを知っていたい。
 
 話しかけてきた人がもし、なかなか話を始めない人だったとしたら、なんて言葉をかけようかとも思うが、こちらが話す番ではなく、時間を用意して聞かせていただくような割れない器を持っていたい。姿の見えない味方でありたい。
 
 
☆ マルハナバチが空を飛べるのは、飛べることを疑わないからです。(マドモアゼル)
 
★ 注文に時間のかかるカフェ
 
※ 吃音について(国立障害者リハビリセンター研究所)
 

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