言葉のリサイクル

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相棒シーズン17 最終回レビュー

 
 大学教授が殺される事件が発生した。殺されたのは遺伝子工学の権威である。教授は鳥インフルエンザに関する研究を続けていた。特命係の二人はいつものように非公式ながら捜査に乗り出す。
  
 
 24年前の1995年(平成7年)の今日、東京都内の複数の地下鉄線内にて猛毒サリンが撒かれた。13人のかたが亡くなり、およそ6300人のかたが重軽傷を負った。負傷された方の中には今でも健康状態がすぐれず、地下鉄に乗れない人、めまいや頭痛が頻発する人、脳に重篤な傷を負い意思疎通ができなくなってしまった人などがいる。
 
 事件から24年が経過した。事件の被害者と関係者の方たちにどうすれば寄り添えるのだろうか。
 
 
 相棒本編で、「世界が滅びてもいいのか!」と男が叫ぶのに対して、杉下は応える。「そんなことはさせません」と。
 
 科学も情報も、人を間違った方向に導くような使われ方をしてはいけない。特に社会的に弱くなった人に対して、間違った科学や情報が悪用される。そんなとき杉下のように、「そんなことはさせません」、「それは間違っている」と言い続けることが重要だ。過去を忘れず、今を偽らず、未来に目を向けたい。なぜならば、科学は暴走しないが、暴走するのはいつも人間だからである。
 
 相棒本シーズンでは、月本幸子(鈴木杏樹)が「花の里」を卒業した。13年間も登場していただけに少々寂しい気がするが、また何らかのかたちで特命係の二人に出会うことを期待したい。そして本シーズン最初に訃報があった。大木長十郎刑事役の志水正義さんのご冥福を改めてお祈りします。
  
☆ 思想をお持ちになるのは自由です。ですが、その目的を達成させるために罪を犯そうとしているのなら、それは、大きな間違いですよ(杉下右京・相棒17「新世界より」)
 
★ 相棒 (テレビ朝日)
 
★ 地下鉄サリン事件から24年、遺族ら献花(日本経済新聞・2019/3/20)
 
★ 水谷豊(トライサム)
★ 反町隆史 オフィシャルサイト
★ 鈴木杏樹(JAPAN MUSIC ENTERTAINMENT)
★ 川原和久(NEVERLAND ARTS)
★ 山中崇史(トライサム)
 
★ 志水正義(大和プロ)
★ 山西惇(株式会社キューブ)
★ 神保悟志オフィシャルサイト
★ 片桐竜次(東映マネージメント)
★ 小野了(有限会社活動屋)
 

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