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相棒17 第13話「10億分の1」レビュー

 フリマアプリが流行っているのは知っているが実際には使ったことがない。昔からネットオークションはやっており、出品すると少しずつ金額が上がっていくさまが面白い。このオークションも昔は無料で互いのメールアドレスを交換してそこから住所氏名などの個人情報を教え合うというものだった。サイト側の介入はなかったが、違法なものの出品や品物が届かないなどのトラブルも多くなってきたことからシステムが強力になり今日のように有料のサービスとなった。
 
 相棒本編では、冠城(反町隆史)が夜の街で橋の上で思いつめた様子の女性に声を掛ける。女性は橋本美由紀(大路恵美)であったが三日後に遺体となって発見される。ショックを受けた冠城は他殺の可能性を考えて杉下右京(水谷豊)と捜査に乗り出す。現場で清掃業務に従事する中野絢子(大和田美帆)との共通点が明らかになる。
 
 本編で出てくるセリフで、忙しく世間から取り残された人が、フリマアプリを使い知らない相手とやり取りすることが楽しい、という描写がある。確かにオークションで出品するとどんな人が興味を持ってくれたのだろうと思うことはある。知らない人とのやり取りは胡散臭いという考え方はすでに古く、ネット上から派生したこういう交流も当たり前の世の中になった。実際に相手に会いたくなる、というのは自然な感情だ。
 
 本編を見ていてアメリカでの話を思い出した。ノースカロライナ州で3歳の男の子が行方不明になったが、その後森の中で無事に発見されたというニュースだ。男の子はクマと一緒だったと話しているという。この証言を裏付ける証拠はないが、寒くて雨も降った状況であったにもかかわらず何かが男の子の助けになっていたかもしれない、と当局は話しているという。
 
 何が男児の助けになったかははっきりしない。ただ、小さい男の子を放っておけない別の生命体がいたとしたらそれは素敵なことである。
 
 人間は60億人、そしてそれ以外の生命体は億を超える。自分の見えないところで、救おうとする何かに助けられていることは実は多いのかもしれない。
 
 
★ 相棒 17(テレビ朝日)
★ 「クマが一緒にいてくれた」行方不明の男児を森で発見(CNN・2019.1.29)

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