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言葉のリサイクル

新年の勉強

 
 2014年11月下旬にインドを観光で訪れた日本人女性が、現地の男数人に性的暴行を受けたうえ、現金を奪われる事件が起きた。現地警察は男5人を逮捕した。インドでは性的犯罪に対する厳罰化が叫ばれているが、事件の発生がなくなることはない。
 
 性犯罪に限ったことではないが、例えば、人を殺せば死刑になりますよ、といっても殺人事件が減ることはない。やってはいけないことを知っているはずなのに、なぜ事件は減らないのであろうか。
 
 事件の態様によっては情状酌量の余地もあるのだろうが、いずれにしても事件の被害者には心身共に傷として残り、その人生までもが奪われてしまうのである。
 
 法令がどんなに人の生活を縛り付けようと、人の暴走は止まることはない。性犯罪に限って言えば、男性なら誰でも魅力的な女性にあこがれる。ついつい、見とれてしまうが、通常はそこで終わる。そこから腕を引っ張って事件を起こそうとは考えないのが普通の人の考え方である。
 
 昨年も悲しい出来事が日本国内外で発生した。我々が学ばなければならないのは、理性である。人は理性を失えば、野生の猛獣と何ら変わりはない。この理性の勉強を毎日意識すべきである。
 
 人を敬い、憧れ、好きになることがあれば、その人の腕をつかむのではなく、相手を見つめて語りかけることから始めたい。それは挨拶から始まり、他愛のない会話へ進み、相手の動向を探ることになる。本当に愛する人であると悟ったとき、その後の展開は自然に進むはずである。
 
 言葉の使い方一つで人との関わり合いは変わってくる。本年も本ブログは言葉を選びつつ、読者の方に投げかけていきたい。初詣に行っておみくじを買ったが小吉だった。吉があるだけ幸運である。それは今年を占うばかりではなく、自分の新たな決意を決める聖なる考え方でいたい。
 
 本年も「言葉のリサイクル」をよろしくおねがいいたします。皆様にとって、よい一年になることをお祈り申し上げます。
  
 
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