マインドコントロールが解かれる日は
かつてオウム真理教の信者とジャーナリストや評論家がワイドショーで”対決”していたことがあった。現役女性信者が「児童相談所が勝手に連れ出した子供達を返して欲しい。国家による弾圧だ」などと主張した。これに対して、ジャーナリストの江川紹子氏が、「ならば、教団に連れて行かれた子供達を返して欲しいと訴える親の気持ちは分かりますよね」と畳みかけると女性信者は黙ってしまった。当時、教団施設に入所した若い信者を取り戻そうと、親御さんたちが何度も施設を訪れたが、教団側に「本人の意志だ」などとして門前払いの状態であった。
ところで、マインドコントロール状態になっている女性がいたとする。その女性は、自称占い師と同居するという奇妙な生活を送っていた。女性は占い師の言うことを聞くが、それ以外の人の話は聞かない状態でいた。宗教問題にも詳しい、紀藤正樹弁護士はツイッターで、「脱会や精神操作の離脱にインスタントな方法はありません」と投稿した。
同居していた占い師が法律で裁かれるとしたらなんであろう。何らかの理由をつけて、行動を制限していたのだとしたら強要罪にでもなるのかもしれないが、占い師が裁かれることよりも、解決すべきはマインドコントロールされている女性のほうである。よい教えは説かれるが、悪い教えは解かれなくてはならない。
信じるものは救われる。しかしそれには、正しいことを信じるという前提がある。間違ったことを信じて心あらずの状態である女性を取り戻そうと、関係者による必死の説得が静かに行われている。早くなくてもいい、確実にみんなの元に戻ってくることを、祈っています。
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