国内最大規模、東北地方太平洋沖地震 M8.8と気象庁 死者20人以上、行方不明者数十人(平成23年3月11日)
メートル単位の津波があるなんて。
気象庁は14時46分ごろ発生した地震を、「東北地方太平洋沖地震」と命名、M8.8と国内最大規模であることを発表した。同時に震度6弱を記録した茨城県でも激しい揺れを記録した。数百キロに及ぶ断層が動いたとされ、史上最大規模の地震となった。
枝野官房長官は、交通機関が動いていない状況で帰宅すると、二次的な被害に遭いやすく、食料やトイレで困惑し、歩道などはラッシュ並みの混雑が予想されるので、職場など安全なところで避難して欲しいと呼びかけている。
現在、電話がつながりにくくなっており、使用できるのはメールなどの回線が比較的空いている。インターネットラジオサービスである「radiko」は現在使えない状態になっている。通信を連続的に行うことが考えられるからであろう。不要不急の通信通話をやめて電源を切っていた方がよい。
警察庁によると、今回の地震の死者は20人以上、行方不明者は30人以上となった。負傷者は90人以上にのぼる。死者が確認されたのは、岩手、宮城、福島、茨城、栃木、千葉の6県。
NTT東日本は公衆電話を無料にした。首都圏では通話が集中し、規制をかけている。
NTTは災害用ブロードバンド伝言板を設置した。こちらをクリック。
JR東は、東北と関東エリア全ての列車の運転を中止すると発表した。駅周辺なども混雑しており、バスやタクシーもつかまらない状態が続いており、JR新宿駅周辺で3時間待っているという男性は「体力に気をつけて帰宅する」とNHKの取材に語っている。
枝野官房長官が菅総理に代わり、が原子力対策措置法に基づき、「原子力緊急事態」を宣言。冷却システムの電源がダウンし確保されていない。最悪の事態を想定した宣言。現時点では放射能漏れなどの被害はない。
福島県などの行政施設も被害を受け、県は近くの自治会の建物に対策本部を移した。県庁の中にある福島県警も損傷を受け、福島署に機能を移した。
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