こうして作曲に魅せられた

 作曲をするようになったのは、アナログディスクの存在が大きい。アナログディスクというのはレコードのことである。
 
 かつてレコードを聴いていたころは、レコード盤を両手で丁寧に扱い、そっと針を落として聴き入っていた。近くでドタバタすれば音が飛んでしまうため、歌詞カードを読みながら歌手の声と詞に想像力をかき立てられていた。
 
 耳に音を集中させていると音がよく聞こえてくる。例えば、ドラムやベースのアレンジ、シンセサイザーやストリングス(弦楽器)の音が聞こえてくる。「こんな風にアレンジ(編曲)されているのか」と感じ取っていた。集中して聴いていたレコードだったから、そういう耳が培われていたのかもしれない。ちなみに音楽の専門教育を受けたわけではなく、音楽の授業の評価が特別に高かったわけではない。
 
 ある日、中学校の帰り道に、松田聖子の曲を口ずさんでいた。キーボードやベースの音だけを取り出して口ずさみ、歩いているリズムが自分のものになった時に全く別の曲ができあがった。それは公表できるような代物ではないが、初めての作曲であり嬉しかった。
 
 中学2年生の音楽の授業でリコーダー(縦笛)を使って作曲するという課題が出たことがある。同級生は「そんなことできないよ」と音を上げていたが、そんな声をよそに1曲完成することができた。といっても、4分音符だけで構成されたものであったが、音楽の先生と一緒にそれを吹いたあと、「なかなかいいよ」とコメントされたのが嬉しかった。
 
 その後も歩いているリズムがビートを刻みドラムパートができあがり、それにつられてベースラインが思い浮かぶようになった。ベースの高揚に身を任せる感じで主旋律、つまりメロディが思い浮かぶことになったのだ。
  
 
☆ うまい作曲家は人真似はしない。盗み取るのだ。(イーゴリ・ストラヴィンスキー)
 
 
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