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2009年のニュースを振り返る・1【訃報】

 当ブログでとりあげた著名人の訃報を振り返る。
 
★ 牟田悌三さん逝く「ケンちゃん」シリーズ 父親役(1/10)
 
 「ケンちゃんシリーズ」で父親役を演じた俳優の牟田悌三さんが1月8日に亡くなった。80歳。ケンちゃんシリーズでは良い父親役を演じ、ケンちゃんチャコちゃんの良き理解者となった。小さいころこの番組を見ていて、牟田さん演じる父親が、どこにでもいる日本の家の父親像なのだと思った。子供問題に真摯に取り組み、ボランティア活動では子供電話相談「チャイルドライン」の普及に尽力した。
 
 
★ さよなら、タイガーマスク Sayonara, Tiger Mask Misawa Mitsuharu, R.I.P.(6/15)
 
 このニュースを知ったのは英検受験の当日であった。ネットのニュースで知り、新聞を握りしめて受験時間ぎりぎりまでその記事を読んでいた。三沢が死ぬとは思わない。とてつもないショックで意気消沈してしまった一日。
 
★ 忌野清志郎さん、死去 がん性リンパ管症 58歳(5/3)
 
 5月2日午前、ロックの王様である忌野清志郎さんが亡くなった。喉頭がんを公表して活動を続けていたが、その後がん細胞が転移していることが分かった。仕事は全てキャンセルして治療に専念した。渡米中の間寛平さんは突然の訃報に携帯電話を持って「え?なに?」と言ったあとにしばらく絶句、その後は回っているテレビカメラの前で号泣した。58歳ではあまりにも早すぎる。
 
★ マイケルジャクソン King of Popの死(6/26)
 
 世界に衝撃が走った。80年代を中心に世界のポップ界をリードしてきたマイケルジャクソンが自宅で亡くなった。50歳。世界が悲しみに暮れ、晩年はイギリスでの活動に力を入れていたことから、特にイギリスのファンの受けたショックは計り知れない。残念という言葉しか見つからないのがもどかしい。
 
★ 川村カオリさん、乳がんで死亡 38歳(7/28)
 
 乳がんの再発転移を公表して活動していた、歌手の川村カオリさんが亡くなった。左乳房を切除したにもかかわらず、再び苦しみを味会わなくてはならなかった。女性の大事な部分を失わせたんだから、もうそれでいいじゃないか、そんなふうに思うが、運命というのはなかなか願いを叶えてくれない。38歳という若さにそんな辛い思いをさせる必要があるだろうか。
 
★ コラソン・アキノ・元フィリピン大統領死去 フィリピン民主化のシンボル(8/2)
 
 夫のベニグノ・アキノ氏が射殺された83年8月21日、私はマニラ市内にいたことから、フィリピン民主革命のシンボルとも言える「コーリー」・元フィリピン大統領死去のニュースはショックであった。76歳。結腸がんを患っていた。
 
★ 大原麗子さんが死亡 東京・世田谷の自宅で(8/6)
 
 ハスキーボイスが魅力だった大原麗子さんが自宅で亡くなっているのが発見された。62歳。死後2週間ほどが経過しての発見であった。大原さんのような大女優でも孤独死してしまう現実。難病であるギランバレー症候群を長きに渡って患っていた。
 
★ 山城新伍さんが死去 晩年は糖尿病を患う(8/14)
 
 70歳。昭和の名優がまた1人逝ってしまった。故・川谷拓三さんとは長い間インスタントラーメンのCMで共演していた。テレビのモニタに映っているのが当たり前の人がいつの間にか逝ってしまうのは淋しい。テレビは「ブラウン管」が主流であったころの名優だった。
 
★ 中川元財務相死去 突然の訃報に関係者は(10/4)
 
 56歳という若さだった。酔っぱらって会見に臨んだ中川氏は批判を浴びた。その後の選挙では落選、政権交代してからの主立った活動は見られていないが、自民党を立て直そうという話はしていたようである。年齢ゆえにこれからが主役になりうる人であっただけに本当に残念。
 
★ 音楽家の加藤和彦さん死去、自殺か サディスティック・ミカ・バンドでも活躍(10/17)
 
 62歳。軽井沢のホテルで首を吊って死亡しているのが発見された。遺書らしき者が残されており、警察では自殺と断定した。音楽創作の悩みが原因とも言われる。聴いている人の人生を明るくする音楽も、作り手にとっては時に重荷になるのかもしれない。加藤さんは音楽のように繊細であったのかもしれない。
 
★ 南田洋子さん死去 認知症で闘病、くも膜下出血で重体(10/21)
 
 昨年の10月、ドキュメント番組で公開された認知症の南田洋子さんの姿は衝撃的だった。どんどん忘れていく記憶。認知症を公開しているのは南田さんだけではなく、一般のかたもドキュメンタリ番組でその様子を公開している。
 
 ある男性は40代で若年性アルツハイマーを発症、日々忘れていく中で講演にも臨んだ。原稿を読みながら「本当に悔しいです」という男性。奥さんが16年間介護を続けたが、その後、帰らぬ人となった。奥さんは「こういうのを見ると『家族の愛』だとか『絆』だとかいう人がいると思いますが、私たちはただ当たり前のことをしてきただけなんです」。奥さんが日記の中で記していた一文がある。「どんどん忘れてもいいよ。私が全部覚えていてあげるから」。
 
 台詞を覚えることができなくなった南田さんもきっと、女優として絶望を感じたかもしれない。
 
★ 三遊亭円楽さんが死去、肺がん 76歳(10/30)
 
 四半世紀近く『笑点』の司会を務めたが、脳梗塞を患い降板した。2007年に肺がんが見つかっていた。穏やかな口調で「座布団一枚取りなさい」というセリフはもう思い出になってしまった。
 
★ 「独占!女の60分」水の江滝子さん死去 94歳
 
 テレビに全然出演されなくなったと思ったら、90年代に入って引退されていたとは知らなかった。人の最期というのはあっけない。特に有名人のかたの場合、テレビをつければすぐに会えるような気がするから特にそう思うのだろう。
 
 
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