電子辞書の内容がまだ頼りなかったころ、紙の辞書を使っていた。頼りないというのは例えば、英和電子辞書で知らない単語を調べても、その意味が載っているだけ。動詞であれば、用法や文例が欲しいところであるが、そういった解説は皆無に等しかった。
ところが最近の電子辞書はそうではない。文例や文法についても詳しく載っていて、紙の辞書に引けを取らない。それが国語辞書、漢和辞典、その他外国語の辞書などがまとめて片手で持ち運べる便利な時代になった。
しかし何か物足りないところがある。それは他の言葉との偶然の”出会い”だ。電子辞書だと調べたい言葉を入力して、その隣近所の言葉を接することはほとんど無い。紙の辞書の場合はその一覧性が威力を発揮する。調べたい言葉を見つけると、その前後にある言葉や単語、隣のページの単語まで目が行ってしまい、かなり寄り道をしてしまうことがある。
電子辞書でも百科事典並みにイラストや写真が入っている物もあるが、そこは大きな紙の辞書の方が見やすいことは間違いがない。少し大きめの英英辞書を使っているが、こちらも適度にカラーが施されており、ページをめくることで勉強をしたような気分にも浸れる利点がある。
そのように勉強した気になるようなアイディアが生かされ、最近小学生の間で紙の国語辞書がブームになっているのだという。やりかたは単純で、調べた言葉に付箋を貼るというものだ。これをすることで引いた”履歴”が目に見えて分かるので、子どもたちも競争よろしくやる気が出るのだという。
発案者は立命館小学校(京都市)の深谷圭助校長(43)。「この学習法は知的好奇心を身につけるのに役立つ。遊び感覚でやる気を引き出し、やればやるだけ自信にもつながる」「頑張った分だけ付箋が増え辞書はふくらむ。目に見える成果が出ると、子どもたちはますます引きたくなるものです」と言う。
三省堂の宣伝広報部長、瀧本多加志さん(47)によると、辞書の売れ行きはこの10年で約半分に落ち込んだが、小学生向けの辞書に限っては販売部数が伸びているという。
三省堂というと「新明解国語辞典」が有名だ。その表現の仕方が独特なのである。
例えば、Macに入っている「大辞泉」で「恋愛」の項を引くと、
「特定の異性に特別の愛情を感じて恋い慕うこと。また、男女が互いにそのような感情を持つこと」
とある。
電子辞書の「広辞苑」で引いてみると、
「男女が互いに相手をこいしたうこと。また、その感情」
とある。ほとんど同じである。
そして「新明解国語辞典」だとこうなる。
「特定の異性に特別の愛情をいだいて、二人だけで一緒に居たい、出来るなら合体したいという気持ちを持ちながら、それが、常にはかなえられないで、ひどく心を苦しめる・(まれにかなえられて歓喜する)状態」
となっている。
国語辞典というと、「〜のさまをあらわす」などとなるが、「新明解国語辞典」だと、「〜のようだ」という表記も特徴的だ。
勉強のみならず、仕事でも知的好奇心旺盛な方が面白い。すぐに答えが分かるスピード感もいいが、ゆっくり検証したり寄り道したりして余計な知識を得るのも悪くない。
知的好奇心というのは恋愛に似ている。”相手”のことを知りたいと思った時に、スピード感でタイミングを見計らって答えを知るか、じっくり考えて思いを巡らせて答えを出すか。それは”かみ”のみぞ知るといったところであろう。
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★ 国語辞書が小学生に大ブーム 売上倍増の辞書も(産経新聞・09/4/21)
★ 新明解国語辞典を読む 万省堂
日: 2009年4月26日
兵庫県警西宮署で取調中の巡査(19)が居眠りをして容疑者が逃げる事件があったが、容疑者は間もなく出頭し、取り調べの窃盗容疑で逮捕された。一緒に取り調べていた巡査部長が一時退席した際に起きた事件であったが、今度は茨城県警水戸署でも、窃盗未遂容疑で逮捕して取調中の男が巡査長(30)が居眠りをしたすきに逃走した。
ところが巡査長の尿と、取調室で巡査長が飲み残したお茶を同署で調べたところ、睡眠薬の成分を検出した。県警科学捜査研究所の鑑定で判明。巡査長は睡眠薬を服用しておらず、どういう経緯でお茶に混入したか調べている。逃走している男のお茶からは睡眠薬の成分は検出されなかった。県警は逃走容疑で男を全国に指名手配して行方を追っている。
同署によると、巡査長は24日午後2時ごろ、無職の男の容疑者(24)と1対1で取り調べを始めた。巡査長は2人分のお茶を持って取調室に入ったという。巡査長が目を覚ました2時間半後には、窓の鉄格子1本が外され、同容疑者がいなくなっていた。巡査長は「急に眠くなった」と話している。取り調べ前には同容疑者に対して身体検査をしたが、睡眠薬は見つからなかった。この容疑者も睡眠薬の処方は受けていない。
検出されたのは「ベンゾジアゼピン系薬物トリアゾラム」という錠剤に使用されている成分で、服用後30〜40分で寝入ってしまうといい、入手には医師の処方箋が必要だという。
一方で同署は25日、同容疑者が逃走中と知りながら、現金や着替えなどを渡して逃走を手助けした犯人隠避容疑で、水戸市の会社員(21)と那珂市の無職の男(21)を逮捕した。
不規則勤務で暖かい時期を迎えたこともあり、他人である容疑者を前にしても居眠りをしてしまうものなのか、そう思ったが水戸署の場合は違う様相を呈してきた。逃走中の容疑者が何らかの方法で混入したのか警察署内部にいた者が混入したか分からないが、とりあえずは逃走中の容疑者を捕捉して事情を聞く必要があるだろう。
もし何者かが故意に入れたのであれば暴行罪に問われることになるだろう。近年は薬物を使ったこうした事件や事故が多く、また食品にも異物が混入されることも多い。身体のことであり、大きな影響が出てからでは遅い。必要な人にとって西洋医学というのは即効性があるが、副作用はつきものであり、使い方によっては諸刃の剣になり得るものであり、注意が必要だ。
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★ 水戸署取り調べ官のお茶から睡眠薬 居眠り中の容疑者逃走(読売新聞・09/4/25)
★ 「マイスリー」に異常行動の副作用はあった(本ブログ・07/3/18)