うつ病装った手当金詐欺、会社の代表と妻を逮捕(2009.3.7)

 健康保険の傷病手当金を社会保険事務所などからだまし取ったとして、北海道警、秋田県警など5道県警共同捜査班は、貴金属製造販売会社「アクア」代表の男(41)とその妻(34)の両容疑者を詐欺の疑いで新たに逮捕した。この事件では架空の社員10名ほどが逮捕されている。
 
 逮捕容疑は、男が妻の女を実体のない仙台支店長に仕立てた上で、08年3月ごろ、仙台北社会保険事務所に「妻が抑うつ状態で働けない」と記載した虚偽の書類を提出、傷病手当金約30万円をだまし取った。警察によると、女が受け取った手当金は総額700万円にも上るという。逮捕された男たちは、診断書を手に入れるための「マニュアル」を利用し、犯行に及んでいた。
 
 そういえばそんな「マニュアルを手に入れる方法」をネットで見たことがあるような気がする。要は医師をだます”テクニック”が記されているものだ。うつ病等の精神疾患は客観的に判断が難しく、患者の申告による部分が大きいゆえに難しい部分もあるかもしれない。しかしながらプロの医師であれば、患者が診察室に入ってくるときから診断がなされており、問診時の患者の言動を考慮して判断することになる。最近では血液の流れをみて、うつ状態の程度を調べる技術も確立されており、客観的に病気を判断する道筋ができつつある。
 
 もっとも本当に精神疾患で苦しんでいる人のために用意されている公金を、だまし取るなどということは断じて許すことができない。こうした患者さんが苦しんでいるのは、経済的負担のみならず、失われてしまった時間や、周りに対する罪悪感などだ。医師をだまし、社会保険事務所をだまし、そしてうつ病で苦しんでいる人を侮辱するような犯罪に、警察のメスが入った。
 
 
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★ 詐欺:うつ病装い傷病手当金詐取容疑、代表の妻も逮捕(毎日新聞・09/3/6)
★ リーダー格、午後再逮捕 うつ病装った手当金詐欺 秋田県警など(時事通信・09/2/13)
 
 

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