王監督 勇退

 
 小学生の時に自分のサインを考えた。それをしようと思ったきっかけが王貞治選手のサインボールを真似てのことだった。サインの意味がよく分からずに、王選手のサインを真似してマジックペンで書いていると、それを見ていた叔母に「サインっていうのは、自分の名前を書くのよ」と言われた。
 それからというもの、有名人のサインを見ていると、星などの簡単なイラストが添えてあるものもある。しかしサインというとどうしても王選手のものが浮かんでしまうので、「名前以外のものはつけていけない」と頑なに思ってきた。
 私にとってのそんな王選手だが、選手としての活躍も忘れない。テレビで見ていた三打席連続ホームラン、そして一塁手として、送球されたボールに対して両足を開脚させてでもキャッチするその姿勢は見ているほうを興奮させた。ホームランの量産記録は言うまでもないだろう。
 しかし巨人の監督時代は苦難の時代であった。その時に頼っていたのがリリーフピッチャーの鹿取だったこともあり、スポーツ記者に「長嶋の銅像が建てられたら、そこには『巨人軍は永遠に不滅です』とメッセージが刻まれるが、王の場合は『ピッチャー鹿取』だ」と皮肉られたうえ、「草野球の監督」とまで揶揄された。
 その後にダイエーホークスの監督に就任。二回の日本一を経験し、ワールド・ベースボール・クラシックでは日本代表監督を務めて世界一に輝いた。2006年には胃ガンの手術を受け、胃の全摘出をした。この時点でやめてしまうのかな、と思ったが、見事に復帰した。大病を患ったにもかかわらず、あまりにも当然のように指揮をしている姿に驚いた。
 そんな王貞治監督が今期限りで監督を勇退することを表明した。体調が思わしくないことがチームの成績に響いた、そう考えたようである。
 68歳。長きに渡って日本の野球界に貢献してくれた人であり、「ユニホームを脱ぐ」という言葉を使われてると、とても寂しくなる人である。
 
 
☆ スターとは人の期待に応える存在。スーパースターとはその期待を超えること(長嶋茂雄)
 
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★ ソフトバンク・王監督、今期限りでの退任表明(読売新聞・08/9/24)
 
 

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