知りたい個人情報

 
 大学でこの時期になると、授業で学生の連絡先等をリストにして配布することがある。共同作業をすることになるので、その方が便利だからだ。
 
 先生はリストを配布し終わったあとにボソッという。「あ~、それからそのリストなくさないでね。みんなの個人情報だから」
 
 この個人情報を扱うのに、世間ではかなり過敏になっている節がある。例えば、国勢調査では個人情報の漏洩をおそれるあまり、調査を拒否した人が多かった。学校では緊急連絡先の名簿を作れない学校が出てきた。
 
 知人でもなかなか個人情報を教えてくれないこともある。相手が見えるのにその一歩奥まで入り込めないもどかしさが最近多い。
初対面の人と会えば、「どこに住んでいるのですか?」と聞く。人によっては「あの駅のスーパーの裏辺り」と具体的に教えてくれるが、「横浜のほう」としか言わない人もいる。
 
 いけないのは、情報を知ることではなく、その大事な情報を漏泄することにある。情報提供も慎重にならないといけない窮屈な時代だが、目の前にいる人がどこの誰だか知らないというのは普通ではない。
 
 あなたのこと、もっと知りたいんですよ。
 
 
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