「コブラ会 シーズン 1」簡易レビュー

 「コブラ会 シーズン1」というドラマが2018年からアメリカで放送されているようである。結論から言うと、映画「ベスト・キッド」のファンの人は絶対に見たほうがいい。
 
 時は34年が経過した世界であり、コブラ会の優等生だったジョニー・ローレンス(ウイリアム・ザブカ)は生活が荒れて酒浸りの日々を送っていた。一方でライバルであったダニエル・ラルーソー(ラルフ・マッチオ)は自動車販売チェーンを経営し大成功を収めている。
 
 ジョニーは「コブラ会」を作り、もう一度空手で人生をやり直すことを決める。一番弟子には不良に絡まれて凹んでいた少年ミゲルが入会する。
 
 かつての映画を見た時は、塀のペンキ塗りや車のワックスがけなど意味があるのだろうか、いや映画だからいいじゃないか、と思っていたが、また出た。
 
 ジョニーは弟子のミゲルにトイレ掃除などの”雑用”をやらせることになる。2018年である。80年代ではない。和暦で言うなら昭和は終わり、平成は過ぎ、時代は令和である。ああいう”訓練”は実際の空手に照らし合わせてどれくらいの意味があるのだろう。
 
 「コブラ会」本編では、「ベスト・キッド」の懐かしいシーンも随所に織り込まれている。ミスターミヤギも当然出てくる。出てくるといえば、懐かしのあの場所やあの場所、そしてあの場所もあの人も、そしてあの人も登場するし、あの音楽も当然流れる。くどいようだがファンの方は絶対に見るべきだ。敵に情けは無用だ。
 
 少し登場人物に言及すると、「コブラ会」ジョニーの一番弟子がミゲル、ミゲルの恋人はサム、サムの父親はダニエル。そして「ミヤギ道」ダニエルの一番弟子がロビー、ロビーの父親はジョニー、という具合なのでご留意いただきたい。
 
 シーズン1でもトーナメントのシーンがある。準決勝で選手の紹介があり、飛んだり跳ねたりする強い選手が出てくるが、その選手のコメントを引用させていただく。
 

I just wanted to say, even though I love to fight, we all need to fight together against hatred…
 
And as I look around this arena, I pray for every race, religion and gender that we can all live together in peace. Please join me in a moment of silence as we strive to end intolerance in our time.
 
一言だけ言わせてください。戦いは好きですがヘイトは許せません。この会場を見渡したとき、私は祈りを捧げます。すべての人種、宗教、ジェンダーがみんな平和に暮らせますように。黙祷を捧げましょう。不寛容を終わりにするために。

  

 「コブラ会」でも頻繁に出てくるフレーズ、”No mercy”(情けは無用)。本当に情けは無用であろうか。トーナメントで情けをかけては相手を倒すことができないからこそ強くなる必要がある。若い子どもたちはそうやって強くなっていく。そしてきっと、情けが必要なことも学ぶに違いない。
 
 
☆ 敵がいつもルールを守るとは考えるな。(ジョニー・ローレンス「コブラ会・シーズン1)
 
★ コブラ会(Netflix)
 
★ 84年版「ベスト・キッド」のサントラとDVDをゲットした(本ブログ・2010/12/26)
★ 「ベスト・キッド」の「ミスターミヤギ」、死去(本ブログ・2005/11/30)
 
 

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