化学物質過敏症 得られぬ理解

 
 以前、集合住宅に住む化学物質過敏症(Multiple Chemical Sensitivity)とおぼしき未成年の姉妹の家を訪問したことがある。香り(化学物質)が強く感じてしまい、向かいのマンションで干してある洗濯物の匂いに耐えることができずに窓を締め切ってしまうのだという。家での洗濯は石鹸で済ますらしい。
 
 ある飲食店では「香水の強い女性がいて飲食できない。なんとかしてほしい」という苦情があったらしいが、その香水をつけた女性を追い出すわけにも行かず対応に苦慮したとのことである。結局、苦情の申告をしたお客さんが帰ってしまったとのことである。
 
 化学物質過敏症ではなくとも、最近の洗剤や整髪料などの匂いが強いと感じることがある。香料を扱う会社も匂いのない製品を積極的に扱ってほしいし、自然素材由来の衣類や食器類などを積極的に使ってみたい。そしてそうした症状で苦しんでいる人達がいることを我々は知るべきである。
 
 どういうものが身近にあるか。スプレー類、香料類、芳香剤、防虫剤、洗剤、柔軟剤、化粧品、マニキュア、タバコ、線香類、印刷物などであり、あって当たり前のものばかりだ。しかし病気の認知が周囲に及ぶことがなく、なかなか理解がされないという。その中での生活は困難を極める。おかしいな、と思ったたら医療機関に相談を。
 
 
★ 「化学物質過敏症」を知っていますか?(TBSラジオ・2017/3/13)
 
★ オーガニックコットンのハーモネイチャー
 

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