ドライブレコーダー、”別件”で公開したタクシー会社

 
 覚せい剤取締法容疑で逮捕された歌手の容疑者が、自宅にタクシーで向かっている車中の様子を記録したドライブレコーダーがマスコミに公開された。本件では「プライバシーの侵害である」との声をネット上で拾うことが出来る。
 
 防犯カメラやドライブレコーダーの設置については法的制限がなく、各業界がプライバシーの侵害にならないようにその映像管理には十分に注意する、というようなことになっており、存在自体がグレーであると言える。
 
 しかし存在が曖昧ではあるといっても、犯罪抑止や事件事故の事後捜査には役立っており、概ねその存在が認知されていると言ってもいいだろう。防犯カメラの存在が明示されていたり、店内であれば放送で告知されている所もある。

 つまり、防犯目的であるからなんとなく誰もがカメラの存在を認識していると言える。反対に言えば、防犯目的でも何でも無いことに映像等が使用されるのは目的外使用であるといえる。
 
 冒頭の容疑者の映像を見たが、単に行き先を告知し、「家の前ぎりぎりでとめてください」などと、通常の車内会話の範囲であり、犯罪の発生等、参考にも何もならないことが明確に判断でき、つまるところ、興味本位で報道機関に提供したという避難を逃れることはできない。
 
 タクシー会社は謝罪に転じたが、犯罪抑止などに役立つから撮影を許可しているのに、プライバシーを安易に公開されては平穏な生活を送ることが出来なくなる。該事業所は容疑者に何らかの賠償をすべきである。
 
 それにしても、問題にならなければこうした行動に出る者が多くなった気がする。発覚したら謝れ、表に出なければ幸運だったくらいの気持ちではあるまいか。公になった画像や映像は消えることはない。あとは、市井の人々の記憶から消えるのを待つしか無いという無責任な感覚を該事業所は持っているのだろうか。
 
 
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