言葉のリサイクル

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Love Trip is bound for yourself

 
 ねるとん紅鯨団というテレビ番組があった。通称「ねるとん」で司会はとんねるず。「彼氏・彼女が欲しい」男女数人ずつが集められ、フリートークなどの場を通して、「告白タイム」に男性が女性に告白する。
 
 「最初会ったときから決めていました。お願いします!」と言って片手を出して頭を下げる。目の前に立った女性がOKだと思えば「お願いします」などといってその手を握るが、NGの場合は「ごめんなさい」と言って断っていた。
 
 断った女性にとんねるずの二人が理由を聞く。女性は、「男性が車の運転が出来ないみたいなので」とか、「背が低かったから」などと答えるが、そうした答えには石橋貴明が「はあ?」と言わんばかりの顔でカメラの前に立ったものである。
 
 その日に始めた会ったからとはいえ、潔いと思うのは駄目でも告白して恥をさらす気持ちだ。名前も顔も出してしまうのに、結果が良ければ微笑み、駄目であれば「仕方ないです」と諦めることである。
 
 諦めてはいけないという時というのはそれなりに存在するが、一番いけないのは他人に示唆されて諦めてしまうことである。しかし積極的な背中押しは甘んじて受けてみると良いかもしれない。
 
 しがらみの無いきれいな恋愛が出来る年代が羨ましい。経験の足りなささがこんなに素晴らしいのかと思うくらいこみあげるものがある。人の歩みの終着駅があるとしたら、恋愛とは途中下車してでも逢いたい相手がいるということだ。
 
 最後まで止まらず通過するのか、急ブレーキをかけてでも停車するのか。少なくとも、そんな相手がいるのかどうか、車窓の外を見ることを忘れてはならない。
 夏だけではなく、秋も冬も頑張れ。若者だけではなく、人を愛することを忘れないでいる人みんな頑張れ。
 

 

 
 
 
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