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桜の年度末・2

 年度の始まりを欧米諸国のように9月にしたらどうかという話は過去にあった。国際水準に合わせる意向もあるのだろうが、慣れ親しんだ生活を一変させるのは大変だ。しかしそれでも一変させなくてはならないこともある。それに、従うしかない。
 
 「シャ乱Q」のボーカルで、「モーニング娘。」のプロデュースで知られるつんく♂さんが声帯を除去したことを発表した。昨年2月に咽喉がんが見つかり静養していたが、想像以上のがん細胞の広がりに声帯除去を選択せざるを得なくなった。一般人でも声を失うことは恐ろしいことだが、音楽家として声を売っていたつんく♂さんにしてみれば、痛恨の極みであったに違いない。
 
 つんく♂さんは近畿大学入学式の式典に出席。祝辞で「声は失ったが、新たな一回生です」とメッセージを寄せた。新入生は「大変びっくりした。それでも来てくださって本当に嬉しい」とコメントしていた。
 
 日本の年度が良いと思うのは、情緒的ではあるが桜の存在だ。年度末に開花し、年度初めに満開を迎える。それは卒業と、新たな旅立ちを自然が祝ってくれるようであり、新たな一歩を触発してくれる、鼓舞してくれる、そんな気がするからだ。
 
 つんく♂さんは「また振り出しです」と述べた。ならばまたゲームを楽しめる。そして、多くの新入生と同じ「1年生」となった。新たな門出を応援したい。1秒、1分、1時間。新たな瞬間だと感じれば誰でも一年生である。全国の「1年生」のみなさん、新たな気持ちで前へ進みましょう。せんえつながら、つんく♂さん、新たな挑戦に期待を大きくしています。
 
 
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