写真週刊誌

 
 かつて、ビートたけし率いる「軍団」が東京都内の出版社に「殴り込み」をかけ、全員が暴行、器物損壊などの現行犯で検挙された。たけしが当時交際していた女子大学生(21)が、大学入口付近で写真週刊誌の記者による嫌がらせをされたことにたけしが立腹、軍団をつれて殴り込んだ。
 
 当時の写真週刊誌による私人のプライバシーまでも撮影しようとする姿勢は議論を呼ぶこととなった。行き過ぎた取材、ましてや公人私人の区別なくカメラを向けたのである。取材の必要のある相手だとは思えなかった。
 
 写真週刊誌というと、”動かぬ証拠”が人気の要因である。大物芸人による(?)AV出演写真に苦笑し、目を覆いたくなるような事故の現場写真に息をのんだ。悲惨な事件・事故現場もそうした前線にいる記者やカメラマンの努力があっての我々が知ることになる。
 
 下世話なネタばかりではない。たけしによる殴り込みのあった年、都内の飲食店員女性(24)が、アフリカの某国大使の息子に暴行を受ける事件があった。大使の家族にも外交特権が及ぶため、警視庁は出頭要請をしたがなかなか応じなかった。結局大使は「病気療養」を理由に帰国してしまった。
 
 しかし、成田空港で彼ら大使一家を待ち受けていたのは写真週刊誌のカメラマンであった。撮影され、一家の激高する様子が写真に収まっていた。
 
 この一件以外にも、会ってはいけないはずの被告と判事の密会現場をスクープした写真も忘れがたい。
 
 カメラが、そしてマイクが、社会正義の一端を担う余地というのはまだまだ多く残されている。記者自身を鼓舞し、国民の正義感に訴えてくれるような報道姿勢に期待する。
 
 
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