幕引き率 

 
 1986年(昭和61年)のこの時期、東京・台東区内で1人の女子生徒が建物の屋上から身を投げた。女子生徒は3年前からモデルとしてプロダクションに所属していた。そして5月に歌手デビューも決まっていた。当時、交際していた男性がいたが、プロダクションのマネージャーと母親に「デビューするなら男性と別れなさい。身辺を整理しておいた方がよい」と説得された直後に屋上に向かったのだ。
 
 28年前、もしかしたら、17歳の女の子の初々しい歌声を聴けたのかもしれない。
 
 この年4月の朝日新聞によると、4月中に自ら人生の幕引きを選んだ人は37人。うち30人ほどが10代で占められていた。なお、この年は「後追い」が多かったと論評されることが多いが、それを裏付ける決定的な根拠に欠けている。
 
 10代の幕引き率でいうと、86年はその前後に比べて突出しているが、90年代後半以降の数値は86年を超えてしまっている現実がある。
 
 警察庁によると、2013年に警察が把握した全世代によるその数は27,195人で2年連続で3万人を下回った。
 
 しかし3万人を基準にしてはいけない。人は3万分の1ではなく、常に1分の1である。
 
 
 
★ データえっせい:10代の自殺率の長期推移(2012/7/2)
★ 2年連続3万人下回る 昨年の自殺、減少幅縮小(時事通信・14/1/16)
 
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