相棒シーズン12 最終回「プロテクト」守りたいもの

 
 12年目の「相棒」第1話はファンにとって衝撃であったに違いない。本作の黎明期から「捜査一課」の1人として重要な立ち位置にいた三浦刑事(大谷亮介)が警視庁から去ることになった。
 
 捜査対象者である男を追跡していた三浦だったが、相手の反撃に遭い左脚をナイフで刺されて負傷した。その結果、杖なしでは歩けなくなってしまった。中園参事官(小野了)が「内勤で慰留」したが、三浦は辞職した。

 1話の後半では、三浦を見舞った伊丹刑事(川原和久)が廊下で嗚咽を抑えて嘆くシーンがあり、その後に三浦が病室で見せる切ない表情が印象的であった。
  
 シーズン12の最終回では、警視庁幹部に刺殺された、小野田公顕(岸部一徳)の残した疑惑が浮上することになる。特命係の杉下警部(水谷豊)と甲斐亨(成宮寛貴)の捜査が始まる。
 
 この最終回では、特命係が捜していた人物が別の名前で存在していることが分かる。さらに小野田公顕の名前の読み方が実は違うことが明らかになる。
 
 昨今、人の名前がないがしろになっているような気がする。あだ名やハンドルネームが気軽なぶん、本名が忘れられてしまうことがある。名前とはそんなに魅力のないものなのか。
 
 「次長、と言えば良いものを、『あなた』と言って距離を置く」と甲斐峯秋(石坂浩二)が息子の甲斐亨に向かって吐き捨てる。
 
 書類上存在する名前というのは、記号であり記録でしかない。人は、名前と人格が”相棒”となることで初めて社会に認知されるのである。罪を犯すものは、黙っていても愚かな行為をし続ける。名前も人格も放棄していく人生に負い目はないのだろうか。
 
 「相棒」のシリーズ12は最終回を迎えた。安定した視聴率を誇るこのドラマ。杉下の徹底した法令に則る姿勢が正義を支える。対する甲斐は、法令にも則っているが、時に感情が爆発することもある。この世の中は”相棒”の登場人物であふれている。特命の2人のような者、伊丹や芹沢(山中崇史)のような者、甲斐次長のような者、月本幸子(鈴木杏樹)のような者、笛吹悦子(真飛聖)のような者、そして顔は知っているけれど、名前の知らない人たちである。
 
 杉下の言った、「叶うのであれば聞いてみたいですね。どう反論するのか」であるが、たぶん返ってくる答えは、「お前は変わらないな」ではないだろうか。いつの時でも、守りたいものは自分自身と相手の人格である。名前というのは人格についている親心なのである。
 
 
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