消せない電話帳

 ときどき携帯電話の電話帳整理をする。合わせてMacと連携している連絡先も整理する。長期にわたって通話やメールがなかった人たちを削除し、新たに知り合いになった人の情報を整理する。
 
 最近はLINEを利用することが多いが、「友達に追加」することで、古くなった電話番号が全く知らない人の手に渡っていることが分かる。残念ながら古い知り合いの連絡先は削除する。
 
 新たに連絡先に追加した人たちは、タグ付けをして分類する。仕事関係の人、同級生、昔のアルバイト先などなどである。連絡先には可能な限り、画像を貼り付けることで、電話帳を見やすくしている。
 
 もう不要なことが明白でありながら、消せない連絡先というのがある。しかし古い友人の中には希に接触する機会があるので、一気に削除することは難しい。
 
 そしてもう一人、よく電話をする相手の中にいる男性は消すことができない。60代後半の写真は衰えがありながらも近影であり身近な表情である。
 
 その連絡先の携帯電話を解約したのは私であるから、もう通じることはないと分かっているが、そう簡単に消すことはできない。
 
 電話帳を整理する時、データを削除するのは勇気の要る作業だ。本当に繋がりがこれで消えてしまうかも知れないと考えると躊躇することもある。しかし、インターネットの普及のおかげで、連絡先が途絶えたとしても、各SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を通じて再会することもできる。最近も久しぶりに連絡を取り合えたのは楽しかった。
  
 しかしどうしても連絡が取れない人もいる。時には夢に出てくることもあるが、何も話してくれないこともある。もう会うことが不可能である場合は、その人を知る人達と話をすればよい。そこでは会えなくなったことで色々後悔するのではなく、もしその人に明日があったら、ということを語ればよい。
 
 寒い日が続くが悪いことばかりではない。明け方は空色だけのグラデーションで大気は染まり、夕暮れ時には赤色だけのグラデーションが闇に別れを告げる。一日の時間は短いが、人の一生というのは実に長い。しかし、毎日の時間や色の流れを感じなければ、それはもったいないことである。
 
 
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★ 本ブログ 12/11/11
 
 

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