闇サイト殺人最後の被告無期確定 1人死刑、2人無期 最高裁決定 浮かばれない被害者

 07年、男3人が派遣社員の女性(当時31歳、名古屋市千種区)を拉致、殺害した事件の上告審で、最高裁第二小法廷(千葉勝美裁判長)は、強盗殺人などの罪に問われた堀慶末(ほり・よしとも)被告(37)への死刑を求めた検察側の上告を棄却する決定を出した。1審死刑を破棄して無期懲役に減刑した二審判決が確定する。
 
 裁判では、神田司死刑囚(41)は死刑、自首したK受刑者(45)は無期懲役が確定している。1人が死刑、2人が無期懲役という判決が確定することになる。
 
 裁判長は、「動機に酌量の余地はなく、刑事責任は重大だ」、「被害者が1人で、死刑がやむを得ないほどの他の量刑要素が悪質といえないとした二審の判断に誤りはない」とした。
 
 前にも書いたが、犯行の態様が悪質であれば、被害者の人数や負傷の程度を加害者の量刑のために判断すべきなのかは疑問の生じるところである。刑事裁判というのは、あくまでも被告人に対する刑事罰のみを裁く場であり、被害者の受けた屈辱や恐怖をくみ取るとは言い難い場所であるところを改めて思い知らされた。
 
 被害者は、たまたま被告たちの前を通り過ぎるはずの存在であっただけである。亡くなった人に対して、赤の他人は味方になることができないのであろうか。
 
 人を死に至らしめる行為というのは沢山ある。車の運転を誤って事故で他人を死なせる、業務上過失致死、危険運転致死罪。「しつけ」と称して殺すつもりはなかったが、結果として子供を死なせてしまった傷害致死罪。直接的な殺人行為ではないものの、人に対して「じゃれあい」と称して暴力行為を働いて、自殺に至らせる虐待行為。
 
 何ら落ち度のなかった、こうした人たちにこの声は届くであろうか。
 
 亡くなった後でしか味方になれなくて申し訳なく思う。同情も後から、悪漢たちを非難するのも後から。身をもって教えてくれた皆さんの声なき声を、届く声として発言して行動しなくてはならない。空に向かってみなさんを想うことがこれから私たちに与えられた使命である。
 
 この事件の被害者となった女性のご冥福を改めてお祈りいたします。
 
 
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