短い手紙「第9回新一筆啓上賞」発表 福井県坂井市

 福井県坂井市の丸岡町文化振興事業団は、大切な人に40文字以内で思いを伝える手紙のコンクールの大賞5作品を発表。テーマは「明日」で、国内外から3万5千通ほどの応募があった。およそ4割は東日本大震災関連だった。
 
 今回の作品はまだ公開となっていないが、過去の作品からすこしだけご紹介。
 
 第一回 日本一小さな物語「母」との往復書簡
 
(往)「子から母へ」 
お母さんへ 私はしばらく家出します。さがさないでください。
(復)「母から子へ」
いってらっしゃい。晩ご飯までには帰ってくるのよ。今日はハンバーグだからね。

 
(東京都・15歳女性)
 
 ※小学生の女の子がひどく叱られて置き手紙。母は家出を気にせず、隣に住んでいる仲良しの女の子の家に行っているだろうとお見通しだったので、その子の家に手紙を届けた。手紙をわざわざ届ける母親の愛情です。
 
 
 第2回 日本一小さな物語「家族」との往復書簡
 
(往) 「母から子へ」
産んだときから、あなたの声が聞けなくて、内緒話もできないね。
(復) 「子から母へ」
そうだね。でも気付いてた?手話の分かる人少ないから、毎日が内緒話だったんだよ。

 
(北海道・高校3年生女性)
 
 ※周りに手話ができる人が増えて内緒話に困るような、そんな優しい社会になったらいいですね。
 
 
 第3回 日本一小さな物語「愛」の往復書簡
 
(往) 「妻、ローズへ」
国も違うし・・・僕には子供がいる。それでもオーケーしてくれますか・・・。
(復) 「夫へ」
ワタシニ、コドモガイタラ、アナタ、プロポーズ、シナカッタ?

 
(福井県・48歳男性)
 
 ※ 国際結婚は大変なのでしょうが、国は違えど1人に対する愛情はいつも1つです。
 
 
 第4回 日本一小さな物語「父」との往復書簡
 
(往)「お父さんへ」
僕のテストの成績が悪いのは遺伝やと思てるんやけど。
(復)「息子へ」
失礼な奴やな。後で2階へ来い。お母さんの成績表見せたる。

 
(福井県・13歳男性)
 
 ※ きっと息子さんにも遺伝することでしょう。
 
 
 第6回 日本一短い手紙「夢」
 
「ゆめの国のお友達」へ
いつも、あそんでるとちゅうでバイバイ。ごめんね、朝、ママがおこしにきちゃうんだ。

 
(福井県・8歳の女の子)
 
 ※ そしたら夜になったら、ゆめの国のお友達を待たせないように早く寝ましょう。
 
 
 140文字で伝えると言ったらツイッターですが、人に伝える方法に文字数は関係ないようです。手紙は、送る相手がいることが楽しい。受け取る立場でいられることが嬉しい。なぜ口頭ではなく手紙がいいのでしょう。きっと、時間をかけて伝えたい事というのは、それだけ相手への思いが強いからなのでしょう。
 
 
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