十年目を迎え安定した人気を誇っているのがテレビ朝日系で放映されている「相棒」だ。そして同じ水曜日で、「相棒」の後に日本テレビ系列で放映されているのが「家政婦のミタ」である。「ミタ」は放映されてから視聴率が右肩上がりの人気であり、小学校では児童達が先生の質問に「それは業務命令ですか?」「承知しました」とのセリフで答えて先生を苦笑させているという。
 
 ドラマが面白いのは内容やキャスティングもさることながら、音楽が話に花を添える。かつてフジテレビ系列で放映されていた「101回目のプロポーズ」。その主題歌「SAY YES」を作ったASKAは、ドラマ本編で星野達郎(武田鉄矢)がボーナスを全てつぎ込み購入した馬券でレースに熱中しているシーンを見て同曲がひらめいたのだという。
 
 「相棒」と「家政婦のミタ」では音楽担当が池頼広である。「相棒」ではシーンによって流れる音楽がほとんど決まっている。特に山場となるシーンでは切ない音楽にホロリと来ることがある。キャストの迫真の演技、または杉下右京(水谷豊)の見せる優しい口調でいさめるシーンで音楽はとても重要な役目を果たす。事件を扱う内容なので、必ずしもハッピーエンドとはいかないが、犯人の勘違いから殺人を犯してしまった場合はやりきれない思いにさせられる。そんな所にも背景では音楽が見事に”演じている”といえる。
 
 「ミタ」では、最初から不安な音が流れて話は始まる。そしてキャストが静かに話しかけるシーンでは、間をおいて音楽が流れる。キャストのセリフに音符が重なる部分であり、知らず知らずのうちに1つの歌になっているといっていい。
 
 池頼広さんがもともとベーシストだったようだ。そこから楽曲提供の道を切り開いたアーチストでいらっしゃる。しかしドラマの音楽を担当するというのは、どんな心地よいプレッシャーがあるのか知りたいところである。
 
 誰にでもその人独特のドラマがある。そこに流れる音楽というのは十人十色だ。バックでどんな音楽が流れていても忘れてはいけないことがある。そのドラマの主役は、常に一人しかいないということを。演奏なしで演じなくてはならないことがあるということを。BGMは自然に流れる。悲しい音楽になるか、情熱的な音が流れるかはその演じ方にかかっている。
 
  
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★ 池頼広(Ike Yoshihiro)
★ 「家政婦のミタ」続編も映画化もナシ(日刊スポーツ・11/12/7)
 
★ 相棒season10(テレビ朝日)
★ 家政婦のミタ(日本テレビ)
 

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By Nono

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