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プロの仕事に敬服 東北地方太平洋沖地震

 東北地方太平洋沖地震発生から1週間が経った。この震災の死者数が6,911人となり、兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)を超えた。警察庁によると行方不明者は1万316人にのぼる。
 
 未曾有の大震災となったが、多くのプロフェッショナルが現場で闘っている。警察庁によると、岩手・宮城両県警の警察官それぞれ1人が亡くなっていることが分かった。2人は津波避難の際に住民に対して避難誘導をして津波に遭った。今回の震災で警察官の殉職者は10人。
 
 震災直後、岩手県陸前高田市にさいたま市消防局の消防士数十人が入った。帰ってきた消防の責任者は「建物が何もなくがれきしかなかった」と語り、あまりの惨状にショックを受けた消防士もいるとし、心のケアをするという。
 
 岩手県釜石市の担当者は「あまりにも悲惨な状態。今までやって来たことは無意味だったのか」と嘆いた。
 
 南三陸町では依然として行方不明者が8,000人もおり、町長は「非常に厳しい。これからの生活再建もどうして良いのか先が見えない」と語る。
 
 被災地にある特別養護老人施設では、職員50人と100人の入所者全員が助かった。この施設では津波に備えてマニュアルを作成。津波警報が出たときには2〜4人の職員が1人の車いすに乗った入所者を屋上に運ぶことになっており、職員を含めた全員が助かる結果となった。入所者の多くが認知症患者。
 
 福島県いわき市の海岸には、海上自衛隊の水陸両用車であるホバークラフトが物資を運んできた。陸路が充分に使えないところで海路を利用したものだ。
 
 そして福島の原子力発電所の火災と闘っている人たちがいる。東京電力の職員、警視庁機動隊、東京消防庁消防官、そして自衛隊員。被爆や建物の爆発の不安があるにもかかわらず、通常の仕事とは違う危険な作業に従事している人たちに感服する。私に今できることはこの方たちの無事を祈ることだけである。そして多くの避難所や病院などで物資や人員を待っている行政関係者や医療従事者がいる。早急な対策が施されることを祈る。
 神様がいるならお願いしたい。罪なき人たちに試練を与えたのであれば、せめて暖かな気候を被災地に与えんことを。
 
 
 最後に”善意のプロ”の話を3つ。
 
「日本は今まで世界中に援助をしてきた援助大国だ。今回は国連が全力で日本を援助する」(国連からのメッセージ)
 
「2歳の息子が靴をはいて急いで外に行こうとするので『どこにいくの?』と聞くと、『地震を逮捕しに行く!』と言った」(ネットより)
 
「スーパーのレジ待ちの中で両手いっぱいにお菓子を持った小学生の男の子がいました。その子がレジに着くと『やっぱりこれ要りません』と言って商品を返し、1000円札を募金箱に入れていました。買い占めをする大人が長い列を作っている中でとても恥ずかしくなりました」(NHKラジオより)
 
 
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★ 「史上最高の駐在さん」自らを犠牲…市民の命守る(産経新聞・11/3/19)
 
 

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