坂上二郎さん脳血栓で死去 コント55号で萩本欽一さんの相方

シェアする

 タレントの坂上二郎さんが10日、脳血栓のため栃木県内の病院で亡くなった。76歳だった。コメディアンとしては萩本欽一さんとコンビを組んで「コント55号」で人気者となった。お笑いだけではなく俳優もこなし、「夜明けの刑事」で主演を務め、「1年B組新八先生」「スクールウォーズ」「高校聖夫婦」などにも出演した。
 
 2003年、ゴルフ場でクラブを握る手がおかしくなり、たまたま一緒にプレーしていた友人の医師が「動かないで!」といい、その場で横になった。ゴルフ場もグリーンまで救急車が入ることを許可、そのまま入院となった。脳梗塞だった。
 
 翌04年には復帰し、舞台に立ったほか、栃木県内のお笑い養成学校「那須お笑い学校」を開設し校長に就任した。また06年には社会人野球チーム鹿児島ホワイトウェーヴの監督に就任するなど活発な活動をしていた。
 
 10年8月、自宅で脳梗塞を発症し倒れて病院に搬送された。この時に見舞いに行った欽ちゃんに「飛びます飛びますできないだろう」と言われて「飛びませーん」とギャグで返したという
 
 かつて欽ちゃんの番組の一つであったTBS系バラエティ番組「週間欽曜日」の中の「欽ちゃんバンド」のコーナーに、二郎さんがゲスト出演したことがある。そこで「コント55号」のコントをいくつか披露。「結婚コンサルタント」ではコンサルタント役を演じる。お客さんに見せる飛行機を飛ばす時に弁当を用意しましょうと提案する。「弁当にはひじきを入れましょうか?」と言ったところで欽ちゃんが吹き出す。「あんたもよく覚えているよ。普通、ひじきのことなんて忘れるもんだよ」。
 
 相方の欽ちゃんは移動先の富山県内で訃報を聞いたという。「コント55号は幕引きです」とし、「泣きたいけれどテレビの前では泣かない。なぜなら二郎さんは僕だけのものだから。家に帰って、お空にありがとうと言って一人で泣きます」とインタビューに答えた。
 
 コントというのは何らかのギャグが生まれる。「飛びます飛びます」はその中でも一番のギャグかもしれない。しかし本当の芸人さんというのは、お客さんの前に出てきただけで笑いを取れる。そうするともう大御所の部類に入る。二郎さんが舞台を横切るだけでお客さんが笑ったという。そんな相方を失った欽ちゃんの悲しみは計り知れない。
 
 40年も一緒にやってきた友人が亡くなるときなど想像ができない。特に、笑いを追求してきた人がその対極にある悲しみになったときなんて、あまりにも辛すぎる。坂上二郎さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 
 
★ 萩本欽一さん一問一答「コント55号は幕引きです」(産経新聞・11/3/10)
★ 坂上二郎さん死去:「一人で泣かせて」涙をこらえて欽ちゃん会見 コント55号「心の中では不滅」(毎日新聞・11/3/10)
★ 欽ちゃん「最高のコメディアンいなくなった」(読売新聞・11/3/10)
★ 「坂上さんはアイドル」 関根さん・小堺さん追悼の談話(朝日新聞・11/3/10)

 
☆ 人気ブログランキングに参加しています。クリックのご協力をお願いいたします。
 

(Visited 81 times, 1 visits today)
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。