整形外科とキュウリ

 右手首が痛くなり吉祥寺の整形外科に行った。原因はマウスを長時間体重をかけて握っていたことによるものだ。つまり変な姿勢であったのだ。
 
 受付を済ませて名前を呼ばれて診察室に行く。カーテン越しに隣の患者さんが診察されているのが聞こえる。周りをキョロキョロ見て待っていると、女性看護師さんがキッチンでキュウリやキャベツを切っているのが見えた。キャベツもある。なんで整形外科でキュウリを切っているのだろう。漬け物でも仕込んでいるのだろうか。
 
 診察の順番が回ってきた。症状を伝えるとレントゲンを撮ることになった。右腕だけの撮影。
 
 また診察室に呼ばれてレントゲン写真を見る。男性医師は、
 
「骨はきれいで全く以上がありません。変に体重をかけてしまったことで腱鞘炎(けんしょうえん)のような症状になったのかもしれません。細菌が入れば痛みの他に熱を持ったり腫れたりすることもありますが、それはないようですね」。
 
 ということで、針金の入った「添え木」とテープ、そして湿布剤を処方された。
 
 そしてさっきから気になっていたことを質問した。
 
「すみません、全く関係ないんですけど、あそこでスタッフのかたがキュウリを切っているのは何故ですか?」
 
男性医師は笑って言った。
 
「あれは、外にスズムシがいるでしょう?そのエサづくりをしているんです」
 
ああ、言われてみると院内は「キーキー」と音がしており、てっきり医療機器の音だと思っていたがあれがスズムシなのだ。
 
 これのことね、と女性看護師さんがスズムシの入った箱を取り出した。
 
「そうだったんですか、さっきからそれが気になって(笑)」
 
 会計を済ませて入り口を見ると「手を触れないで」という張り紙が貼られたスズムシの入った入れ物が置いてあった。なかなか風情のあるクリニックである。ちなみに待合室には熱帯魚もあった。
 
 暦の上では間もなく処暑であり暑さが和らぐと言われる。スズムシの音が本格的になる時期かもしれないが、当分暑い日は続くようである。みなさんもパソコンをするときの姿勢には気をつけましょう。
 
  
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