言葉のリサイクル

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愛称を募集するのはなぜ?

 今でも売られている英単語の本のベストセラー「試験に出る英単語」をかつて利用していた。この本は「しけ単」、「でる単」と呼ばれるようになった。名前が長いと省略されるのは世の習いだ。そしてJRの駅構内に広告が貼ってあるのを見かけた。「東北新幹線の愛称募集」というのがそれである。ここで疑問に思った。
 
 なぜ愛称を募集するのだろうか。
 
 1つには商品やサービスを注目させるという意図があるとは思うが、愛称とは自然にわいて出てくるから愛称なのに、と思う。ビッグエッグやビッグバードは浸透していると思えない。それぞれ「東京ドーム」「羽田(空港)」と呼ばれている。
 
 JRは国鉄から民営化されたときに愛称を募集したが、決定した「E電」は浸透することなく、いつの間にか消滅した。結局「JR線」という言い方が一般的になっている。
 
 前に書いたが、最近ではかつてのドラマ「太陽にほえろ」的なあだな、例えば「スニーカー」「マカロニ」「ジーパン」「パソコン」などというのはかっこ悪く、いじめの原因になるので敬遠されるのだそうだ。その代わりに「〜っち」などを名前の語尾につけて「山田っち」などと呼ぶことが多いそうだ。
 
 何とももったいない。変わったなあだ名ほど伝播しやすく、本人の知らない友人の友人にも伝わる。人々の記憶に残る名前は、本名を超えるほど有名なあだ名を持った人であるような気がする。
 
  
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