警察当局は知っていた?オウムの”逆襲” 地下鉄サリン事件発生前

 3月20日で悪夢の1日から15年という節目を迎える。12人が死亡、5千人以上が重軽傷を負った地下鉄サリン事件で、事件発生数日前に警察当局が「オウム真理教が何らかの捜査かく乱作戦に出る」という情報を得ていたことが明らかになった。
 
 地下鉄サリン事件は東京・目黒の公証人役場事務長拉致監禁致死事件の捜査をかく乱させるために起こしたとされるが、こうしたオウムの事件について警察当局が事前に教団の動きを察知していたことになる。証言したのは国松孝次・元警察庁長官(72)で、地下鉄サリン事件被害者の会代表世話人の高橋シズヱさん(63)による事件関係者への取材の中で明らかにした。
 
 元長官によると、地下鉄サリン事件の2日後の3月22日に、山梨県の教団施設に警察の強制捜査が入ることを予期したオウム側がかく乱作戦に出る情報があったとされる。しかし「(情報内容の)具体性はなく、サリンをまくということを予期してはいなかった。予防措置で警察官を派遣することは考えられなかった」とし、事前の対応が不可能であったことを明かした。
 
 元長官も同月30日に都内のマンションを出たところを狙撃され、重篤な状態になったが一命を取り留めて公務に復帰、しかし狙撃犯は未だ捕まっていない。当時は他にも当時の警視総監らも狙撃対象にするという脅迫電話が報道側あった。この事件も今年に時効を迎える。
 
 このオウムの一連の事件で日本の「安全神話」は崩れた。霞ヶ関周辺での緊急車両の集結はとても日本で起きている事態とは思えなかった。テロはゆがんだ思想を真実のものとしたいがために行われる蛮行だが、こうした過去に対して我々は「許せない」としてきた。そして未来を守るためには「許さない」という意思表示が必要である。
 
 
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★ 地下鉄サリン前に捜査かく乱情報 国松元警察庁長官が証言(共同通信・10/2/22)
 
 

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