監禁致傷容疑で巡査ら4人を逮捕 兵庫県警

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 男子短大生(19)を2時間以上監禁したとして、兵庫県警東灘署は監禁致傷容疑で、同県警芦屋署地域1課の巡査の男(21)ら男女4人を逮捕した。短大生は食事を与えられずに衰弱しているうえに、胸と鼻の骨を折るケガを負っている。
 
 他の3人は神戸市東灘区の無職の男(21)、同、無職の女(21)、同県太子町の会社員の男(20)の3容疑者。4人は、今月22日午後9時から26日午前11時までの間に無職の男女容疑者が同居しているマンションに被害者を監禁し、けがを負わせた疑い。
 
 被害者は男の容疑者に「(女の容疑者を)裏切って精神的な苦痛を与えた」などと言いがかりをつけられて監禁された。巡査は男、会社員の両容疑者と高校の同級生で、話を聞いて「ひどい男だ」として犯行に加わった。巡査は22、23日は非番だった。
 
 巡査の犯罪としてはこれまでに以下のような事案がある。断りがない限り性別は男。
 
・11月28日に道警警備部機動隊巡査(25)が酒気帯び運転の現行犯で逮捕。
・4月4日に県迷惑防止条例違反(盗撮)容疑で神奈川県警旭署地域課巡査(23)が逮捕。
・1月4日に愛知県警天白署地域課巡査(28)が酒気帯び運転容疑で摘発。
・08年9月、買春容疑で青森県警警察学校入校中の巡査(19)が逮捕。
・08年5月、香川県警琴平署女性巡査(21)がひき逃げと窃盗容疑で書類送検、巡査は依願退職。 
・08年5月、大阪府警松原署地域課巡査(28)が児童買春容疑で逮捕。
・08年3月、愛知県警名東署巡査(20)がひき逃げ、自動車運転過失傷害容疑で書類送検、依願退職。
・08年2月、愛知県警緑署刑事課巡査(28)が工場のガラスを割った器物損壊容疑で逮捕。
・07年7月、神奈川県警鎌倉署地域課巡査(29)が県迷惑防止条例違反(盗撮)の現行犯で逮捕。
などが起きている。(以上は読売新聞過去記事検索サービス「ヨミダス文書館」より)

 警察官は都道府県警に採用され、警察学校に入校してから巡査を拝命する。すなわち法律上はすぐに警察官としての職務を遂行できることになる。警察学校では厳しい訓練が課されるために、耐えられずにやめていく者も多い。それは警察官という特殊な職務上当然のことと言える。”お客さん”は一般市民もいるが、多くは犯罪者である。通常の道理が通用しないような相手と対峙するには精神的、肉体的にも鍛錬が必要なのは言うまでもない。こうした初心を忘れてしまったかのような警察官の不祥事は、あまりに国民を失望させる行為である。
 
 警察官職務執行法第1条1項には「警察官は、警察法の規定する個人の生命、身体及び財産の保護、犯罪の予防、公安の維持並びに他の法令の執行等の職権職務を忠実に遂行する」とある。警察官が一番最初に肝に銘じるべき基本的な文言が並ぶ。
 
 今回の監禁致傷容疑で逮捕となった巡査も、厳しい訓練課程を修了した者である。警察学校時代に友人と共に学び、卒業時に涙を流したような初心を忘れてしまったのが残念である。それはまだ若い巡査だからというのではなく、21歳の青年として日本を背負うべき立場にある者だから特に残念なのである。
 
 
☆ 「あなたは臆病者と思われてるのよ」 「そうではないが、勇気を見せびらかす必要もないだろう」(映画・『大いなる西部』)
 
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★ 大学生監禁、けが負わせた疑い 警官ら逮捕(読売新聞・09/12/26)
 
 

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