悲劇のヒロインから犯罪者へ 元アイドルの女性逮捕に想う

 夫が逮捕されたからショックのあまりの失踪と思われていたが、一転して逃亡犯となった元アイドルの女性。事務所社長が「最悪の事態を避けたい」として自殺の可能性を示唆していたこともあり、ファンは心配したことだろうと思う。その清純なイメージ、屈託のない笑顔、明るいキャラクターは、交通事故防止キャンペーンや裁判員制度PR活動のビデオに出演するのに適した女優であった。
 
 しかしふたを開けてみると中味は違った。夫が渋谷区内の路上で現行犯逮捕されると泣き崩れた女性。しかし「任意ですか、強制ですか」と警察官に食ってかかり、自身に対する任意の持ち物検査や、警察署までの同行を拒否して行方をくらませた。警察はこの時点ですでに女性への嫌疑をかけていたことだろう。
 
 山梨県で携帯の電波が途絶えたという報道に、”夫の件を悲観した自殺の可能性”が心配されたが、その前に量販店で下着や化粧品類を大量に購入。さらにはコンビニのATMで現金40万円を引き出すなどし、準備万端の逃亡劇が始まった。
 
 都内で子供の無事が確認されると、警察は女性に対する逮捕状を取り、事態は一転した。幼いころからお世話になった所属事務所の社長が呼びかけているにもかかわらず、女性が連絡を取ることはなかった。
 
 8日午後、弁護士が警察に「本人を出頭させたい」というと、混乱を避ける目的だったのか、出頭場所として調整されたのは文京区にある警視庁第5方面本部であった。午後8時55分に逮捕状を示されると「うん」とうなづき、しぶしぶ逮捕に応じた。容疑については「私の部屋に覚せい剤があったとすれば、その通りで間違いありません」と、あやふやながらも容疑を認めた。
 
 女性の所持品からアルミ箔に入った覚せい剤が見つかったほか、港区南青山の自宅からも吸引器具などがみつかっており、女性のDNAと一致している。捕まったのだから清く、潔く、正直に捜査に協力して欲しい。入手先や覚せい剤使用歴、隠れていた場所や、夫が逮捕されたときに一緒にいた「社長」と呼ばれる人の存在などを全て明らかにして欲しい。トップアイドルの、惨めで往生際の悪い言動はもう聞きたくない。
 
 芸能人は「夢を売る仕事」とよく言われる。具体的にどういう事か。例えば、最近はストーカー犯罪が多発している。千葉での次女連れ去り事件や、東京・西新橋で起きた「耳かき店」アルバイト女性が襲われたストーカー事件などがある。
 
 それに対して、芸能人に恋心を抱いてファンになり、胸の躍動感、心をときめかせてくれるのが芸能人なのである。すなわち、ファンというのは”健全なストーカー”であるのだ。芸能人なり、スポーツ選手に憧れて心が潤されるというのは大切なことなのだ。有名人のファッションを真似たり、芸能人や俳優が演じる職種に憧れ、自分の将来を決めるきっかけになる健全で純粋な行為。誰かに胸を熱くされるというのは、人にとって大切なことなのだ。
 
 だから芸能人はメディアに出る以上、人一倍規範意識を持って行動しなくてはならないのだ。ファンの”恋心”を裏切るような芸能人はもうテレビに出てもらいたくない。
 
 逮捕された女性容疑者は渋谷署に移送された後、女性の留置施設がある東京湾岸署に移送された。警視庁組織犯罪対策5課と渋谷署は、今後本格的な取り調べを行うことになる。
 
 
☆ 現実の自分が、「もしかしたらなれたかもしれない自分」に悲しげに挨拶をする。 (フリードリッヒ・ヘーベル)
 
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